9月議会のトピックス〜オンブズパーソン制度
(2001年 9月10日)宛先 : y-net

山本勝敏です。

今、9月議会が開催されています。
ちょっと今回は、大きな出来事(多治見市議会としては)が起こりそうです。

市長提案の「オンブズパーソン制度の条例」が否決される見込みになりました。
市長が提案した議案が、否決されるのは多治見市議会では初めてのことです。

明日の総務委員会で、おそらく否決。
26日の本会議でも、おそらく否決になり、廃案になりそうです。

私も今回は、この条例案に反対します!

オンブズパーソンとは、オンブズマンのことで、
条例案では、市民からの苦情を処理するために2名の非常勤職員を雇うものです。

オンブズパーソンの月給は23万円で、時給にすると1万円の予定です。
年間550万程の予算を掛けます。

同じように、市民の苦情を処理する機関としては、
市民相談室、監査委員、市議会などがあります。

私が反対する一番の理由は、

市民からの苦情は、本来、市の職員が自らそれを受け入れて、
非を認めるべきは認め、改めるべきは改めていくことが必要です。
つまり、自浄能力が必要です。

それが出来ないからと言って、お金を使って外部の人を雇おうとは、
ちょっと短絡的すぎる。

トップの指導力や、管理者層のマネジメント力の物足りなさを露呈して
いる様にも思えてしまいます。

まずは、自浄能力を高めることが必要だと思います。
簡単に言えば、職員がちゃんとしっかり仕事をしていれば、こんな
お目付け役は不要なのです。

第二の理由は、

屋上屋を重ねることになるからです。
前述のように、同じような機関としては、
市民相談室、監査委員、市議会などがあります。

確かに、これらが現在充分に機能していると言えないところもあります。
しかし、これらの機能強化と充実を、先にしていく必要があると思います。

市民相談室はこんなもんだ…、監査委員はこんなもんだ…、市議会は…
だから他の機関を作ろう、では、これまた短絡的です。

今ある機関の充実に、まず力を入れるべきでしょう。
もちろん、我々議員も、議会機能の強化に努力が必要です。


今回のオンブズパーソン制度を含めて、感じることの一つに
今の市政は、行政改革(広い意味での)において、「制度」に頼りすぎている
と感じます。

組織の要素は4つあります。(一つの捉え方によると)
「タスク(仕事)」「システム(制度)」「個人(職員)」「風土(体質)」

「制度」の改革ももちろん必要ですが、
今行政に求められる改革は、「職員」(意識や能力)と「体質」でしょう。
ここにメスを入れないと、「制度」だけでは良くならないと感じています。