山本勝敏です。
今、9月議会が開催されています。
ちょっと今回は、大きな出来事(多治見市議会としては)が起こりそうです。
市長提案の「オンブズパーソン制度の条例」が否決される見込みになりました。
市長が提案した議案が、否決されるのは多治見市議会では初めてのことです。
明日の総務委員会で、おそらく否決。
26日の本会議でも、おそらく否決になり、廃案になりそうです。
私も今回は、この条例案に反対します!
オンブズパーソンとは、オンブズマンのことで、
条例案では、市民からの苦情を処理するために2名の非常勤職員を雇うものです。
オンブズパーソンの月給は23万円で、時給にすると1万円の予定です。
年間550万程の予算を掛けます。
同じように、市民の苦情を処理する機関としては、
市民相談室、監査委員、市議会などがあります。
私が反対する一番の理由は、
市民からの苦情は、本来、市の職員が自らそれを受け入れて、
非を認めるべきは認め、改めるべきは改めていくことが必要です。
つまり、自浄能力が必要です。
それが出来ないからと言って、お金を使って外部の人を雇おうとは、
ちょっと短絡的すぎる。
トップの指導力や、管理者層のマネジメント力の物足りなさを露呈して
いる様にも思えてしまいます。
まずは、自浄能力を高めることが必要だと思います。
簡単に言えば、職員がちゃんとしっかり仕事をしていれば、こんな
お目付け役は不要なのです。
第二の理由は、
屋上屋を重ねることになるからです。
前述のように、同じような機関としては、
市民相談室、監査委員、市議会などがあります。
確かに、これらが現在充分に機能していると言えないところもあります。
しかし、これらの機能強化と充実を、先にしていく必要があると思います。
市民相談室はこんなもんだ…、監査委員はこんなもんだ…、市議会は…
だから他の機関を作ろう、では、これまた短絡的です。
今ある機関の充実に、まず力を入れるべきでしょう。
もちろん、我々議員も、議会機能の強化に努力が必要です。
今回のオンブズパーソン制度を含めて、感じることの一つに
今の市政は、行政改革(広い意味での)において、「制度」に頼りすぎている
と感じます。
組織の要素は4つあります。(一つの捉え方によると)
「タスク(仕事)」「システム(制度)」「個人(職員)」「風土(体質)」
「制度」の改革ももちろん必要ですが、
今行政に求められる改革は、「職員」(意識や能力)と「体質」でしょう。
ここにメスを入れないと、「制度」だけでは良くならないと感じています。