議員定数の削減(4名削減が正式決定)
(2002年 3月27日)宛先 : y-net

山本勝敏です。

議員定数の4名削減が正式に決定しました!
昨日(26日)の3月議会の最終日に、議員定数条例が賛成多数で可決されました。

昨年11月にお知らせした通り、予定通りにいきました。
来年4月の選挙から、定数24名で選挙が行われることになります。


私が考える議員を減らすべき理由については、以下をご参照下さい。


------------------議員定数条例への賛成討論の原案--------------------


平成14年3月議会 議員定数条例の賛成討論(案)

 私は、市民クラブを代表して発議第1号「多治見市議会議員定数条例を制定
するについて」賛成の討論を致します。

 今回の定数条例の制定によって、議員が4名削減されることになります。
これは、確かに我々議員にとって大変厳しいものではありますが、多治見市政
と市議会の改革・発展のため、そして三市一町の合併・発展をも視野に入れた
ものであり、このような大きな視点に立って積極的に賛成したいと思います。

 議員定数を削減すべき理由には、大きく分けると2つの観点があります。
 一つには、削減によって議会の機能改革などの効果が得られるという観点、
今一つは、市民の声や経済情勢など外部環境からの観点であります。
 この2つの観点について、それぞれ詳しく意見を述べます。

 先ず、議会の機能改革などの効果が得られるという観点についてです。
細かく7点あります。

 1点目は、削減によって、議会の更なる少数精鋭化、専門化、
プロフェッショナル化が期待できることです。
 少数精鋭とは、精鋭が少数集まるという意味の他に、少数にすると自然に
精鋭になるという意味もあります。少ない人数にして、一人一人が今まで
以上に能力を発揮する体制にしたいと思います。

 2点目は、より一層の全市的、全体的な活動へのシフトが期待できることです。
 我々議員は、市全体の代表であると同時に、地域代表的な色合いが
どうしてもあります。これを否定する訳ではありませんが、財政問題をはじめ、
経済、福祉、環境、教育などなど市全体として取り組むべき重要課題が
益々増えていく中で、議員も今まで以上に広い視野で活動していく必要が
あります。定数を減らすことで、このような広い視野での全体的な活動へ
少なからずシフトできると思います。

 3点目は、議会内における議論の充実化と合意形成のスピード化が
期待できることです。
 人数が少なくなれば、その分、充実した密度の濃い議論ができますし、
話し合いもスピーディになります。

 4点目は、選挙において、一層の政策論争と政策を判断材料とした投票が
期待できることです。
 厳しい話しですが当選ラインが上がると考えられます。
当選ラインが上がると、候補者もより多くの得票を得るために、
今まで以上に自分の政策を訴えていく必要が生じます。
また、定数が減ると相対的に候補者も減ると考えられます。
候補者が減ると、市民が候補者の政策で選び安くなります。
よって、一層の政策論争と政策を判断材料とした投票が期待できると言えます。

 5点目は、議員一人一人の権限と責任が相対的に大きくなることです。
 人数が減ると、議会での一票の重みが増します。
また、色々な場面での影響力も強くなると考えられます。
その分、効果的な活動ができます。ただし、同時に責任も大きくなります。

 6点目は、議会費の削減が図られることです。
 これは言うまでもありませんが、4名分の削減ができます。

 7点目は、三市一町の合併が成立した場合には、
定数の激変緩和としての効果があることです。
 合併が成立すると、議員定数の特例などがあるものの、
最終的には三市一町のトータルでの定数は減ります。これを見据えて、
今から減らすことで激変緩和としての効果が得られます。

 次に、2つ目の観点、市民の声や経済情勢など外部環境からの観点に
ついてです。これも細かく7点あります。

 1点目は、平成11年12月24日付けで多治見市区長会から議長へ、
議員定数の削減を求める要望書が提出されたことです。
 各自治組織の代表となる区長会のご意見は、議会としても尊重する
必要があります。

 2点目は、区長会以外にも、市民から議員定数削減の声が多々あることです。
 我々が議員活動をする中で、市民の方から「議員を減らせ」との
ご意見をこれまでに幾度となく聞いてきております。

 3点目は、景気の低迷から、一般企業では大幅な人員削減などが
行われていることです。
 一般企業がスリム化を図り、経営の効率化を進めているように、
議会のスリム化・効率化が必要だと考えます。

 4点目は、多治見市においては、行政改革大綱に基づき市職員の
15%削減を実施中であることです。
 行政機関のみならず、立法機関である議会も同時に改革が必要です。
15%削減という数字を現在の定数28名の議会に当てはめると4名という
数字が出てきます。

 5点目は、全国及び近隣市町村において、議員定数が削減されている
状況にあることです。
 例えば県内では、ここのところ、大垣市、各務原市、美濃加茂市が
4名削減の方向で動いております。

 6点目は、国会議員の定数が削減されていることです。
 一昨年には、衆議院の定数が500名から480名に削減されました。

 7点目は、地方自治法が改正され、本市の場合、法定定数36から
上限数34となることから、法によって暗に定数の削減が求められている
と考えられることです。

 以上、細かく14点について、議員定数を削減すべき理由を述べました。

 また、定数削減による支障を懸念する声もありますが、これについては、
議会改革推進特別委員会が昨年11月に行った大阪府河内長野市の視察で、
特に支障はない旨の報告を受けております。
 河内長野市は、多治見市と非常に共通点が多い市であると言えます。
人口は約12万人、人口構成は半数が新興住宅団地に居住、
大阪都心からの距離は約30分、面積109I、周りに山が多いこと、
産業構成は大きな企業・工場等がないこと、ベッドタウン化していること、
道路の整備状況も良いとは言えないことなどの点で共通しています。
このように共通点が多い市で、定数24人で議会活動や議員活動あるいは
選挙などにおいて特に支障がないという調査結果を聞いております。
また、昭和40年に制定された議員定数減員条例の提案理由1.少数精鋭 
2.支障がない 3.全市的観点での活動 4.市民の意見により の4点は、
先の削減理由のように現在の本市においても当てはまるものであると言えます。

 以上、本条例への賛成討論と致します。
 我々議員・議会が率先して、改革を断行し、この厳しい情勢を市民・行政と
共に乗り切らねばなりません。
 議員各位のご賛同を頂き、是非とも全会一致で可決したいと思います。
 よろしくお願い申し上げます。

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