平成 7年 9月 定例会(第5回) − 09月22日−04号
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◆1番(山本勝敏君) 皆さんこんにちわ。今回もよろしくお願いいたします。
質問に先立ちまして、去る6月議会において御質問させていただきました多治見駅の跨線橋の北口側にエスカレーターを設置いただきたいという旨の要望に対しまして、早速の前向きの御決断に市長並びに執行部の方々に感謝いたしますとともに、御礼申し上げます。要望を出されました皆さん初め、駅北地区の利用者の方々は大変喜んでいらっしゃいます。どうもありがとうございました。
それでは、通告に従いまして、2項目御質問させていただきます。1項目目は金岡町2・4丁目交差点について、2項目目は動燃超深地層研究所についてであります。
まず初めに、金岡町2・4丁目交差点について御質問させていただきます。
金岡町2・4丁目交差点、つまり北市場霊苑のすぐ南側で、当霊苑の管理事務所やコンビニエンスストアのある交差点であります。西坂町方面から北市場霊苑南側を通り当交差点に至る市道213700線、その延長となり若松町方面へ至る市道211800線の南北に走る道路と東西に走ります旧国道248号線、現在の市道213800線とからなる交差点であります。この交差点、特に朝のラッシュ時には大変渋滞し、何とか渋滞緩和のために改良できないかという趣旨の質問であります。
一番渋滞しますのは西坂町方面から当交差点に至る路線であります。この路線の利用者のお話を聞きますと、3年ぐらい前は西坂町からインターまで5分もかからなかった。今はこの交差点のためにインターまで15分か20分ぐらいかかる。この交差点を抜けるのに信号三、四回分待たなければならないとのことでした。これはこの路線の利用者がここ数年で飛躍的に多くなったことを意味します。もちろんその一番の理由は、西坂町自体の人口の増加であると考えられます。西坂町は、この交差点に至る路線と反対向きの明和町に至る路線の2本しか持っていません。そして、住民の大半がこの交差点側におりてくる形になっております。よって、このまちの人口増加がそのままこの交差点の渋滞につながっているわけです。新たに造成された西坂町は、これまでどんどん戸数が増え続け、現在は三百数十戸であり、将来的には1,000戸余りになる予定であります。これから推察しますと、西坂町の戸数が3倍の1,000戸になったときには、この交差点の渋滞も単純に今の3倍、つまり通り抜けるのに45分以上、信号10回分ぐらいになるというのはちょっと大げさですが、いずれにしても大変な渋滞になることでしょう。今でさえ信号1個のために15分で困っているのに、将来的には目も当てられないかもしれません。早急に渋滞緩和のための改良を考えなければなりません。
そこで、なぜこのように渋滞するのか確認しましたところ、西坂町からの車で右折車、つまりインター側へ曲がる車が2台たまりますと、直進車や左折車はもう動けなくなってしまうことが一番の理由でした。これを解消するには、現在の1車線から右折専用車線と直進・左折の計2車線に道路を拡幅することが最も効果的と考えます。幸いなことに、当交差点の北東の角、ここは北市場霊苑の管理事務所の駐車場になっており、ここは多治見市の市有地であります。つまり用地買収の心配なく容易に道路拡幅の土地が確保できそうです。仮に2車線とれなくとも、1、2メートルの拡幅で随分改善されます。これぐらいならばほとんど管理事務所の駐車場スペースにも影響を与えません。
そこでお尋ねします。
当交差点について、西坂町方面からの道路の2車線化、あるいは拡幅は可能かどうか。もし不可能であるならば、その理由はなぜか。また、不可能であるならば、これ以外の渋滞緩和策をどのように考えられるか。
以上、建設部長にお尋ねいたします。
次に、2項目目の動燃、超深地層研究所について御質問させていただきます。
この件については、昨日から3名の議員によって取り上げられているように、いかに関心が高く、問題視されているかがうかがえます。また、新聞紙上でもここ一月の間頻繁に取り上げられております。皆さん御承知のように、この研究所は原子力発電所で燃やした核燃料を再処理してできた核のごみ、高レベル放射性廃棄物を地層処分するための超深地層の構造などについて研究するためのものであります。現在我々が知り得る当研究所での研究内容や高レベル放射性廃棄物の地層処分の方法などについては、これまでの一般質問及び御答弁で明らかにされておりますので、割愛させていただきます。ただ、この問題もう少しさかのぼって考えれば、大変根が深いものであるということにだけ触れさせていただきたいと思います。
原子力で発電するからにはごみが出る、ごみが出るなら捨てなきゃいかぬ、捨てなきゃいかぬなら捨て方を研究しなきゃいかぬということであります。もっともであります。ただし、もっと議論をすれば、本当に原発は必要かという意見も出てくることでしょう。
若干余談になりますが、原発はエネルギー収支上プラス・マイナス・ゼロか、あるいはマイナスであるという人もいます。つまり、核燃料の採取、そして輸送、原発の建造、運転、寿命後の原発封鎖処置、そして廃棄物の処置、保管などなどにはすべてエネルギーを要します。これらの投入エネルギーは原発の場合莫大なものになり、産出エネルギー、つまり発電電力と比較すると、同じか、あるいは投入エネルギーの方が大きくなるというのです。これは驚きです。本当なら、発電とは名ばかりで、単なるエネルギーの浪費です。にもかかわらず原発が推進されるのは、日本の電気料金制度のせいだと言う人もいます。つまり、電力会社は必要経費の一切を料金に組み込めるほか、利潤が電力会社の資産に比例して計算する仕組みになっているから、原発のような高価な資産を持ちたがるのだというのであります。このほかにも安全性について等々いろんな意見があるわけですが、ここで原発論議はできませんので、これぐらいにさせていただいて、私が言いたいのは、要は大変根が深いということであります。
ただ、原発の賛否にかかわらず、今の現実を考えたとき、これまで発生した、あるいは今後発生するごみの捨て方は確かに研究しなければならないと思います。そういう意味で今回の研究所は日本のどこかに計画せざるを得ないものなのでしょう。また、本当に廃棄物を持ち込まない、そして研究を終えた後も未来永劫処分場にすることが決してないということであるならば、反対する理由はないと私は考えます。このような前提で瑞浪市での計画を考えたいと思います。
私が初めてこの計画を知ったのは8月22日の新聞記事からでした。私だけでなく、ほとんどの方々が寝耳に水でした。その朝、知り合いの方から、どういうことだと電話が早速入りました。どうなっているのかこちらが知りたい心境でありました。8月21日に発表して、翌22日に四者協定を結ぶという大変急な話でした。聞くところによりますと、多治見市に初めて説明があったのは8月18日で、岐阜県から説明があったということであります。動燃から直接多治見市長へ説明があったのは同25日、新聞発表の3日後のことでした。この計画に対し多治見市は協定先にも考えられていないばかりか、県からは発表直前、動燃からは発表後の説明であり、完全に無視されたと言っても過言ではありません。西寺市長の言葉を借りれば、蚊帳の外であります。これはどういうことかと、私も余りにもおかしいと感じます。これまでの答弁でも明らかなように、この計画は東濃研究学園都市の一環として位置づけられているわけであります。東濃研究学園都市は言うまでもなく東濃西部3市1町からなるものであります。それならば、これは瑞浪市と土岐市だけの問題でなく、当然多治見市も当事者と考えられます。にもかかわらず動燃と県は多治見市をないがしろにしている、だからおかしいと感じるわけです。確かに、さきの答弁でありましたように、学園都市に新しい施設を設けようとしたとき、立地予定の市と県との間でのみ協議されてきたという経緯があるかもしれません。しかし、今回の計画は他の計画とは違い、だれが考えても早々すんなり皆が納得できるものではないことぐらい動燃にしても県にしても初めから予想がついたと思います。これほど皆が注目する計画は、これまでの慣例にとらわれず広域的な対応をして当然だと思います。また、つけ加えておけば、東濃研究学園都市推進連絡協議会なるものは何なんだろうという疑問もわいてきます。
ところで、地元住民が反発を強めた一番の理由として、やはり動燃の秘密主義が上げられています。これまでの原子力行政そのものが秘密主義であったとも言えます。知らせない、教えない、住民をばかにしていると感じられます。当初の予定でいけば住民には全く説明のないまま協定締結が行われようとしていたわけですから、同じように多治見市にも知らせない、教えない、多治見市もばかにされていたんではないでしょうか。多治見市は動燃に対し厳重に抗議すべきではないでしょうか。
そこで、市長に以下三つの質問をさせていただきます。
一つ目は、動燃の多治見市に対するこれまでの対応についてどのように感じていらっしゃるかお聞かせいただきたい。つまり多治見市は蚊帳の外であった、当然協定の締結先にもなっていないという現状をどう思われるか。
二つ目は、なぜもっと毅然たる態度で動燃との交渉に望まないのかお聞かせいただきたい。これまでの答弁をお聞きしていますと、情報収集の努力をしているが、情報不足で判断できない。市職員が動燃と会ったときは資料提出さえなかった。手元にあるのは8ページのパンフレットだけである。これで本当に努力していると言えるのでしょうか。さらに多治見市は見下されているという感をただ募らせるだけです。発表から一月たっています。にもかかわらず、この現状は遅過ぎます。積極性がないとしか思えません。これまでに蚊帳の外にされた抗議も含め、もっと毅然たる態度で情報公開を求めるべきだったのではないでしょうか。
三つ目は、今後多治見市としてこの問題にどう対処していかれるか、お聞かせいただきたい。やはりさきの答弁で、瑞浪市へ科学技術庁長官の回答書の内容を確認する。動燃と県へは情報公開を求める。説明会の設定をしていく。そして研究内容が示された上判断する。2市、県とも話し合いを持ち態度をはっきりさせる。さらに本日は、多治見市独自で研究し、念には念を入れるなどなどとありました。私もぜひそうしていただきたいと思います。ただ、懸念しますのは、せっかくの今後のこうした努力がむだになってしまわないかということです。つまり、既に瑞浪市は科学技術庁長官の回答書を得て、地元説明会を近々開催したいと発表したのが9月18日のことです。この地元説明会がいつになって、四者協定をいつ締結するかわかりませんが、近いうちに締結する可能性も十分あると思います。協定を結んでしまってからでは、多治見市が賛成、反対と態度をはっきりさせても何の意味も持たないということです。そこで、多治見市が判断できる情報がそろうまで四者に対し協定締結の延期を申し入れるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
そしてまた、仮に協定締結の延期がなされ、態度がはっきりできたとしても、イエス、ノーを言う権利は多治見市にはないわけですから、多治見市も協定の締結先に申し出て、イエス、ノーの権利を得る必要があると思いますが、いかがでしょうか。
それから、動燃に対し情報公開を求める中で、ぜひ我々議員に対しても説明会を開いていただきたいと思います。瑞浪市議会、土岐市議会は8月21日、22日に全員協議会で動燃から説明を受けております。同じように我々も情報が欲しいと思います。執行部は執行部、議会は議会でばらばらで説明会の要請をしてはおかしな話になりますので、市を代表して市長から説明会の要請をお願いしたいと思います。本日の議会運営委員会の結果として、議長から市長へ申し入れがあったと思いますが、いかがでしょうか。
以上、御質問させていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)
P.210
◎市長(西寺雅也君) 動燃の問題についてお答えを申し上げます。
まず、県あるいは動燃と多治見市との関係につきまして御質問がございましたが、どういう判断に基づいて県、動燃が多治見市を無視したのか、それは私たちは承知いたしておりませんが、事務方から答弁させましたように、今まで施設を立地するその市と当該事業所あるいは研究所、それと県と三者で結んできたということがこれまでの例でございまして、私が市長に就任する前からこの問題は話し合われておりまして、本年2月には構想案がまとまり、四者で話し合いが続いてきたというふうに伺っておりまして、その点だけ御報告をいたします。今後につきましては、昨日もお答え申し上げましたように、多治見市がこれから2市1町と一層横の連絡を密にいたしまして、学園都市構想そのものがきちっとした形で進んでいくように努めていきたいというふうに考えております。
また、次の問題でございますけれども、まずきのうからお答えいたしておりますように、また山本議員も言われましたように、何らかの形で高レベル廃棄物の持ち込みをさせないということを私たちも努力しなければなりませんし、県、あるいは土岐、瑞浪の両市もその点で努力しているというふうに思います。そして、その結果といたしまして県は、いわゆる開かれた施設として地下空間を利用するという、そういう形にしようというふうにしておりますし、また、瑞浪市におきましては科学技術庁の長官からとるということになっておるわけでございます。それで、再三申しておりますように、形式上は持ち込みがないであろうと、そういうことはされないであろうということがあるわけでございますけれども、私どもとしてはまだまだ十分でありませんし、あるいは瑞浪、土岐市につきましても、研究計画を手に入れてみえるのかどうかも承知いたしておりませんけれども、その点について私たちは多治見市として検討をすると、そして十分な研究計画を公開されるように求めていく、もう既に担当者から動燃の方には申し入れをしたというふうに言っておりますので、その点について御了承を願いたいと思います。したがいまして、現在行われている問題につきまして、土岐、瑞浪がどういうふうな態度を示されるかわかりませんけれども、多治見市から延期をするということを求めるつもりはございません。
また、説明会につきましては、先ほども議長の方から私の方に申し入れがございまして、それは動燃側に既に伝えてございます。説明会を市と議会とで開催するということに、市側から要請をして、動燃が説明会を行うというふうにいたしましたので、その点について御答弁をいたします。
以上でございます。
P.210
◎建設部長(石田正宏君) それでは、金岡町2・4丁目の交差点の御質問につきまして御答弁申し上げます。
金岡4丁目地内の北市場霊苑前の旧国道248号線と先ほどおっしゃった市道213700、いわゆる西坂町から北市場前へおりる道路との信号機つきの交差点の改良につきましての御答弁を申し上げます。
市道213700線は、名鉄団地の開発計画に合わせまして、宅地住宅関連事業として昭和62年に道路改良事業を完了いたしまして、供用を開始した路線でございます。その後、交通量の増加に伴いまして、昭和63年度に岐阜県の公安委員会によりまして信号機が設置されたところでございます。当路線につきましては当時、国道248号線と北市場霊苑との地理的な制約がございまして、その中間を並ぶように走っておる道路でございまして、車両の滞留する長さもほとんどないというような車両幅員となっておるわけでございます。我々はもとより、公安委員会としても、当時も大変あの交差点につきましては苦慮、苦心されたところの交差点の形状となっておるわけでございます。
御質問の西坂町方面からの北側でございますが、右折専用と直進・左折専用の2車線を確保するため、北市場霊苑の駐車場の一部を利用して改良できないかということにつきまして先般、多治見警察署と協議をしたところでございます。交通課の見解といたしましては、交差点北側を片側2車線といたしますと、北側から直進する車、いわゆる南進する車でございますが、は交差点内で真っすぐ進めずに蛇行することになるわけでございます。南側からの右折車と変則的な状態となりまして、いわゆる交通事故の多発が予想されると、そういうようなことで、片側一方のみの改良ではなく、全体的な交差点改良計画が必要でないかというふうに言われております。あるいは御指摘の車線を拡幅することによりまして、旧の国道248の本線の方の停車線の移動をする必要がある。現在でも短い車線の停留長がさらに短くなるというようなこともございまして、本線での交通渋滞が懸念される等を指摘されたところでございます。そこで、多治見の警察といたしましては、当面、渋滞の解消策といたしまして、当交差点の信号機を時間帯による自動感知方式で対応する方向で県の公安委員会へ要望が図られているというふうに伺っておりますので、よろしくお願いします。
それからなお、当交差点の改良につきましては、地権者等の方々の御理解を得ながら今後さらに公安委員会等関係機関と調整を図っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
P.211
◆1番(山本勝敏君) それでは、再質問をさせていただきます。
一つ目は、交差点の方ですが、これは御要望させていただきます。旧248号線は将来的には道幅を広くする拡幅工事が予定されておるというふうに聞いておりますので、ぜひその際にはですね、よりよい交差点にしていただけるようお願い申し上げます。
それから、動燃の問題ですが、今の市長の御答弁をお聞きしまして、四者の方に協定の締結を延期を要請するつもりはないということでありました。一方では、多治見市として態度をはっきりさせていきたいと、念には念を入れていきたいというふうにもおっしゃっていらっしゃいます。確かに今の多治見市の立場としまして、そういった延期を要請するなどということは僭越なのかもしれませんが、現実を考えますと、多治見市が態度をはっきりしたりですね、念には念を入れたとしても、もう先に協定が結ばれてしまいましたら何の意味もなくなってしまうわけです。後から仮にこれはどうもまだ疑問があると、反対だと言ったところで何の意味もないわけです。その点についてどのようにお考えなのかをお聞きしたいと思います。
あるいは、もう1点ですが、その四者間の協定がいつ結ばれる予定なのか、最低限お尋ねいただきたいと思います。例えば今から一月後というのであれば、多治見市も一月の間に念には念を入れなきゃいかぬというその期間がはっきりするわけですから、もしもその延期を要請するおつもりがないのであれば、そういった協定締結の時期について確認した上で、市としてそこまでに態度をはっきりさせるという措置をとっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。(拍手)
P.212
◎市長(西寺雅也君) まず、今山本議員の2点についてお答えをいたします。
まず第1点、協定がいつ結ばれるかという問題からお答えいたしますが、そのことについては多分、不確定要素が非常に多くて確定しないのではないかというふうに思いますが、その点については瑞浪市に問い合わせをいたします。
それから、我々といいますか、多治見市が今この計画について賛成か、あるいはそうでないかということを表明するという、はっきりさせるというふうなことを言われておりますが、そういうことではございません。もちろん四者で協定が結ばれた後でも、私たちが例えば研究計画を見まして、放射性廃棄物が扱われるというそういう疑念があれば、そのことについては率直に我々として、多治見市の立場として問題を提起していかなきゃならないというふうに考えておりまして、この四者協定だけですべてが決まってしまうというようなふうには考えておりませんので、その点は誤解のないようによろしくお願いいたします。
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