1998年9月 一般質問と執行部の答弁(会議録より)


平成10年  9月 定例会(第4回) − 09月17日−03号

P.101 
◆1番(山本勝敏君) おはようございます。
 私は、大きく5項目、質問させていただきます。
 1項目め、幼稚園、保育園における縦割りクラスの実施を、であります。
 最近少子化が大変進んできております。当然ながら少子化が進みますと、兄弟が減ってきます。兄弟が減る−−大体皆さん一人っ子とか、2人兄弟というのが中心なわけですが、そうしますと、どうしてもその年上と年下の人間関係と言いますか、対人関係、そういったところが弱い、対人関係能力が弱い子供が増えてきているんじゃないだろうかというふうに思えるわけです。つまり、年上は例えば一人っ子ですと、年下の面倒を見る、弟の、妹の面倒を見るとか、あるいは自分のお兄ちゃん、お姉ちゃんの行動を見て学ぶということがなくなるわけであります。そういう機会が大変最近の子どもは少なくなってきているということで、それを補う意味で幼稚園、あるいは保育園で縦割りクラスというのを実施してはどうかという提案であります。つまり、現状は当然ながら学年ごとの横割りのクラスになっておりますが、それを年長、年中、年少という形で縦に割ったクラスを編成していくという提案でございます。
 この縦割りクラスと言いますのは、この考えの根底にはモンテッソーリ教育というものの考え方がございます。これは、モンテッソーリさんというイタリアの女医さんらしいんですが、この方が最初に始められた教育で、最初は障害児を対象に始められて大変効果を上げて、健常児にも適用されているということであります。つまり、このモンテッソーリ教育の中で、今申し上げましたような年上が年下の面倒を見る、あるいは年下の子は年上の行動を見て学ぶというようなことをやったりとか、基本的には自立−−自立と言いますのは、自分で立つという意味と自律神経の自律と両方あるんですが、自立ということがこの教育の基本になっているそうであります。例えば遊具−−ここでは教具と言うんですが、教える具ですね。教具なども自分が選んできて、自分で遊んで自分でもとに戻すというような形で、自分で考え、判断し、行動するというのがその教育の基本になっているそうであります。こういったモンテッソーリ教育を実際に実施しているところは、はっきりとわかっているところで全国で 200園くらいあるそうで、不確実なところ合わせると、 2,000園ぐらいあるんじゃないかというデータもあるようであります。
 例えば東京の田無市、ここでは北柴保育園というところが実施しておりますし、立川市でも藤幼稚園、尼崎市でもしもさかべ幼稚園、この近所ですと、春日井とか、名古屋、岡崎、桑名などにこの教育を取り入れた幼稚園、あるいは保育園があるようであります。最近の子供に見ます、いじめですとか、あるいはキレる、暴力、または不登校、こういった問題は幼児期の人間形成に大きく影響されているような気がしてなりません。幼児期に良好な対人関係を身につけることが大切ではないでしょうか。
 そういう意味で、多治見でも今御紹介しましたような事例を学びまして、縦割りクラスを実施していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
 次に、大きい2項目めに参ります。
 行政改革について、これは4点ほど細かくお聞きいたします。
 1点目は、現在の事務事業見直しの取り組み状況について、お伺いいたします。
 2点目、組織の再々編についての考え方についてお伺いいたします。
 昨年4月に大きな機構改革がございまして、あれから1年半ほど経過したわけですが、組織というのは当然ながら固定的なものではなくて、状況に合わせて改革していくべきものであります。これまでの1年半の成果を振り返りまして、今後の再々編についてどう考えていらっしゃるか、お考えをお伺いいたします。
 行政改革の3点目、勤務評定による勤勉手当の見直し状況についてお伺いいたします。
 今年の3月議会で同じような質問をいたしました。そこでのお答えによりますと、昨年の10月から勤務評定を始めまして、特別昇給に反映させている。また、この勤勉手当についても反映させていきたいという御回答でございまして、ここで、つまり勤務評定、職員を評価しまして、それを給与に反映します。その反映させるときには、今申し上げた特別昇給に反映させるというやり方と、それから勤勉手当に反映させるというやり方と、2通り考えられるということでございまして、今現在は、まずは特別昇給の方をやっていこう。この特別昇給と勤勉手当を簡単に説明しておきますと、特別昇給というのは、昇給するわけですから、1回上がったら下がらないわけです。1回上がったら下がらないということは、人間の心理としまして、これは悪い言い方をしますと、一定期間頑張るとその後上がるわけですから、もう、上がっちゃうと後は安心してしまう。安心してしまうという人間心理がどうしても働きます。それに対して、勤勉手当というのは、ボーナスなどに追加でその都度来るわけですから、今年よくやると期末手当にたくさんもらえる。また、来年頑張ると少しになっちゃう。次の年また頑張るとたくさんもらえるということで、その都度都度の評価でありますので、常に励みになるわけであります。やはり、人間というのは、そういう意味では常に励みがあると頑張れるんじゃないかなというふうに思うわけであります。
 もう一つは、先ほどの特別昇給の方は、みんなが昇給していくわけですから、早目に昇給させるとそんだけ職員に対するいわゆる原資、全体に払う給料が当然増えていく一方なんです。それに対して、勤勉手当というのは増える人もいる、減る人もいるということで、全体枠は変わらない、変わらずに保てるということであります。そういう意味で財政的にも、どう考えても勤勉手当の方がすぐれているような気がしてならないわけであります。そういう意味で、職員の動機づけ、活性化の観点から、早く勤勉手当にも反映させるべきと考えるわけですが、見直し状況はどうなっているか、お伺いいたします。
 それから、行政改革の4点目、これは職員の電話応対についてお伺いいたします。
 大変簡単なことでありまして、こういう場で申し上げるかどうか迷ったわけですが、大変重要なことであります。以前から気になっておりましたので、取り上げることにいたしました。
 どういうことかと言いますと、大半の職員の方が、電話で自分の名前を名乗らない、それがちょっと問題だと思うわけであります。当然ながら普通の企業では、自分から電話をかけたときは当然名前を言います。どこどこ企業のだれだれです。しっかりしたと言いますか、教育がしっかりした会社では、電話を受けたときも名前を名乗るわけです。多治見でも、私、電話しますと、〇〇農協〇〇支店のだれだれですと、あるいは〇〇陶器のだれだれですというふうに電話を受けていただけるわけであります。
 ところが、多治見市の場合は受けたときは大体名前は名乗っていただけませんし、かけてこられたとき、かけられたときも、大体多治見市役所の何々課ですまでで、名前は言わないんです。あるいは受けたときなんかも、何々課ですまで言うんならいいんですけど、何も言わずに「もしもし」だけとか、「はい」だけとかっていうようなこともあるわけです。これは、ほんとに常識としてこちらから一々、失礼ですが、どなたですかと一々聞かなくても、自ら名乗るようにしてほしいと、何々課のだれだれですというふうに言ってほしいということであります。
 これは、議員とのやりとりの中ということじゃなくて、市民と職員の方が電話をされたときも、市民の方は今何々課の人と話をしたけど、だれやったかわからないという声もよく聞くわけです。そういう意味では、またその市民の方が後からもう一度その人に電話しようと思っても、だれかわからぬということで、後で困ってしまうということもお聞きしますし、もう少し心理的な部分を私なりに考えますと、職員というのは、多治見市の市役所や課を代表して市民の方と対応するわけです。そういう意味では、代表しているという意味では、課の名前だけを言ってればいいような気もしなくもないんですけど、やはり対応しているのはその個人その人なわけですから、その発言やその応対にはその個人が責任を持つという気持ちが、そういう意識が当然ながら必要であります。こういう観点からも、名前を名乗るようにしていただきたいという御提案を申し上げます。
 次に、大きい3項目めに参ります。
 中央線新駅構想について、お伺いいたします。
 これは、3月議会で水野忠勝議員が東栄町新駅建設構想として御質問されました。私もこの趣旨に賛同いたします。そのときにも御説明がございましたが、共栄地区、あるいは可児市、あるいは南側の滝呂地区、このあたりで人口が急激に増えております。それから、東町近辺の研究学園都市、あるいはテーマパーク問題、そういったアクセスからもこの東栄町付近に中央線の新駅が必要ではないか。また、多治見駅まで出てきていただくんじゃなくって、できるだけ近いところで電車に乗ってもらうという意味で、最近環境問題でパーク・アンド・ライドというような言葉も言われておりますが、環境問題の観点からもこの地域に駅を建設するということは、大変有効である。また、首都機能移転、あるいはリニア新幹線の不確定要素もございますが、こういったことを除いたとしてもここに駅が必要ではないかというふうに考えるわけであります。この3月議会で市長がこういうふうに答えていらっしゃいまして、五次総の策定作業の中で水野議員の指摘、提言を生かしていけるのではないか、重要なテーマとして取り組む必要のある課題ととらえているというふうに答えられております。大変前向きなお答えでありまして、その再確認の質問を二ついたします。
 1点目は、今の市長のお言葉を確認する意味で、五次総に盛り込まれるととらえていいか。
 2点目は、盛り込まれると勝手にとらえまして、いつごろから着手できそうか、お伺いいたします。
 大きい4項目め、最終処分場について、2点ほどお伺いいたします。
 まず、1点目は、市民参加による適地調査のやり直しを行う考えはないかということですが、この質問は今私ども同じ会派の若尾議員が御質問されて、西寺市長の大変前向きな御答弁をいただきましたので、省略させていただきます。
 もう一点、最終処分場の2点目が、空白期間にどう対処するか、お伺いいたします。
 現在の愛岐処分場が、平成12、あるいは13年で埋め立てが終了すると言われております。あと二、三年ということでございまして、一方、今の大畑に建設されている、建設が予定されていたと言いますか、されていると言いますか、この新処分場はどこになるか、今の御答弁でわからないというふうにとらえていいかと思いますが、仮に大畑と考えたとしても、平成18年頃になるんではないか。早くて16年という見方もあるわけですが、18年、あるいは16年ごろだろう。そうしますと、愛岐処分場が埋め立て終了して、その後新しい処分場ができるわけですが、その間にこの3年から5年ぐらいの空白期間がありまして、これをどうするかということでございます。
 この質問に関しましては、やはり3月議会、中道議員が同じ質問をされております。そのときをもう一度振り返ってみますと、現行施設、つまり愛岐処分場の延命策はあるかという質問に対しまして、部長の方から、延命策は名古屋市が決めること、延命策は聞いていない。再質問で、そのときは空白期間は2年間というようなことでありましたので、この2年間をどう一般廃棄物を処分するかという質問に対しては、方法について模索している。再々質問で、模索している段階ではない、はっきり答えをという質問に対しては、ごみの減量も含めて考えねばならない、具体的にどうこうは答えられないというお答えでございました。
 この答えを聞けば聞くほど、不安になってくるわけでございまして、真剣に検討して早急に解決策を打ち出す必要がございます。例えば、周辺自治体の処分場に当面の間お願いする、あるいは民間の処分場にお願いする。いろいろな方法があるやもしれませんが、そういったような代替地を検討していく必要があるんではないかと思います。空白期間にどう対処するのか、お伺いいたします。
 最後、大きい5項目め、環境共生都市多治見の実現に向けて、パート11になりました。
 今回は、細かく2点だけお伺いいたします。
 まず、1点目は、循環型社会システム構想の取り組み状況と今後の予定について、お伺いいたします。
 先ほども話題に上がっております循環型社会システム構想でありますが、8日間にわたりまして、多治見市内の八十数世帯からごみのサンプル提供をいただいて、大畑センターでそのごみを広げて、ごみの分別をされました。私もサンプル家庭として協力いたしましたし、ごみの分別にも一日だけでございましたが、作業を手伝いに行ったところであります。特にごみの分別作業というのは、大変いい経験になりました。そういう意味で取り組み状況と、それから今後の予定について、お伺いいたします。
 次に、環境共生都市の2点目、植木剪定材の堆肥化をお願いしたいという提案であります。植木と言いますのは、つまり街路樹とか、あるいは庭木、そういったものを剪定しますと、枝葉がごみとして出てくるわけでありまして、この枝葉を堆肥として利用できないかという提案でございます。
 現在、この剪定した後の枝葉と言いますのは、焼却処分されております。この焼却するかわりに堆肥にするわけですが、堆肥にしますと、どういうメリットがあるかと言いますと、まずは、当然ながら燃やすごみの減量になるわけであります。燃やすごみを減量しますと、それだけ経費は削減されますし、焼却炉の延命にもつながってくるわけであります。そういうのが1点。
 それから、焼却しませんので、現在問題になっております地球の温暖化、これの原因でありますCO2が排出されないわけで、その分CO2、地球の温暖化が防止できるというメリットがございます。当然それを堆肥にいたしますので、堆肥にした後、街路樹、あるいは公園、緑地にまいていくわけです。あるいは農産物の肥料にいたします。緑から緑のリサイクルになります。
 それから、四つ目が、このできた肥料、堆肥を当然市の事業の中で利用すれば、この分予算が浮くわけでありますし、仮に業者などに売却すれば、その分の収入になる。そういう金額面からもメリットがあるということでございます。こういったことをやってる先進地の事例といたしましては、東京都の江東区、あるいは徳島市、あるいは鎌倉市、それから、石川県では造園業協同組合が実施されているそうであります。
 鎌倉市について若干御説明いたしますと、我々の会派で鎌倉市へ視察に行かせていただきました。ここは人口が17万人、多治見の約1.7倍、面積が多治見の半分です。そして、ここはごみ半減都市宣言という宣言をされているわけでありますが、鎌倉市の場合は、剪定材が年間約 5,000トン排出されております。これを何とかしようということで、平成4年から5年にかけてこの堆肥化の実験をしたわけです。これはうまくいくということで、平成7年になりまして、剪定材堆肥化事業というのを稼働しております。実際剪定された枝葉を機械で粉砕して、野積みにして、散水、あるいは切り返しなどを行って、完熟させて、大体6カ月で大変良好な堆肥になるということでございます。できた堆肥を、公園、街路樹、畑にまいて緑のまちを育て、鎌倉ブランドの野菜をつくっているそうであります。
 この剪定材の堆肥化、まさに循環型社会システムの一環として取り入れたい事業と考えます。いかがでしょうか。
 以上、大きく5項目お伺いいたしまして、私の1回目の質問を終了させていただきます。(拍手)

P.106 
◎市長(西寺雅也君) 山本議員の質問のうち、中央線の新駅構想につきまして、私から御答弁をさせていただきます。
 既に3月の定例会でお答えいたしましたし、今議員の方からもその点を御指摘がございましたが、北部地域の交通の状況や多治見市自体の都市の構造の変化、あるいは先ほどもおっしゃいましたように、研究学園都市構想との絡みから申しましても、多治見市の将来を考える上で非常に重要なテーマではないかというふうにとらえておりますし、政治家としての私といたしましては、このことに重大な関心を持っておりまして、進めてまいりたいというふうに思っております。
 5次総につきましては、まだ市長の側から提案する課題というのは示してございません。時期が参りましたら、この点について私の方から提案をさせていただくつもりでございます。本構想を5次総に盛り込むべきかどうかにつきましては、私の提案を受けて市民委員会を含めた庁内外の議論の中で検討していく筋道になっていくというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。

P.106 
◎教育参与(桑原研二君) 幼稚園、保育園における縦割りクラスの実施をという御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。
 御質問にありましたように、少子化が進み、一人っ子や兄弟姉妹が少ない子供が増え、子供たちを取り巻く状況は大きく変わろうとしております。多治見市内の公立幼稚園を調べましても、全体の約73%が一人っ子または2人っ子でございます。議員御指摘のように、異年齢の子とのかかわりを通して、他人を思いやる気持ちやいたわる気持ちなど豊かな人間性をはぐくむことは極めて大切なことだと考えております。幼稚園、保育園ともほぼ同じような活動をしていますので、幼稚園を例にして述べさせていただきます。
 幼稚園の学級編成は、幼稚園設置基準に基づいて決定されております。その設置基準では、学級は同じ年齢にある幼児で編成するとあります。現行においては、異年齢の学級を編成することは困難な状況にあります。しかし、現行の中で異年齢集団での活動を組織することは可能でございます。多治見市内の各幼稚園では、さまざまな工夫をしながら異年齢集団での活動を取り入れています。例えば、登園後に「なかよしあそび」とか「にこにこあそび」といった名前の異年齢の活動があります。登園してくると、持ち物をロッカーの中に入れ、子供たちが思い思いの場へ行って遊ぶのでございます。サッカーをやったり、縄跳びをしたり、砂場で遊んだり、それから色水を使ってお店屋さんごっこをしたり、そんな活動があります。そんなときに3歳児、4歳児、5歳児の子が一緒になって遊んでおります。色水遊びでは、5歳児の子が花びらをとってきて、一緒にそれをすりつぶして色ジュースをつくったりして教えております。そんな活動がどの園にも登園後、後片づけも入れますと、約1時間半ぐらい位置づいております。また、園によってはこのほか2学期以降に、給食は学級を解体して一緒に食べるとか、遠足や園外へ行く行事に異年齢で一緒に手をつないで行くような活動も組織しております。また、兄弟学級として年齢の違う学級を隣同士にして活動をしているところもあります。
 このように異年齢の活動については多治見市の幼稚園においてもそれぞれ工夫をしながら進めているのが現状でございます。今後とも異年齢による交流を、幼稚園、保育園とも積極的に進めていくように考えております。御理解を賜りたいと思います。

P.107 
◎企画部長(長江松男君) 行政改革につきまして、4点ほど御質問いただきました。
 まず、第1点目でございますが、現在の事務事業見直しの取り組み状況につきましては、事務事業目的評価表という1つの書式によりまして、全庁的な調査を7月に実施をいたしました。その評価表に基づきまして、外部コンサルタントによる全課のヒアリングを行いまして、現在はそのヒアリング結果の修正といいますか、訂正といったことを行っているところでございます。この事務事業の見直し結果は、本年度策定する行政改革大綱に具体的に反映させるために、今大綱策定作業部会の基礎資料として活用いたしております。これは、各課から提出された目的評価表をもとに、行政改革大綱策定専門部会において見直すべき措置項目に関する議論を進めるというものでございまして、この際には可能な限り数値目標を行政改革大綱に明記したいというようなふうに考えておるところでございます。また、大綱に挙げる見直し事項の具体的な進行管理を行うために、平成11年度から13年度までの3カ年間の実施計画を策定いたしますし、10年度中に取り組むべき事業についても整理をいたしております。当然11年度予算編成にも反映させたいというように考えておるところでございます。さらに、こうした庁内の取り組みは、節目節目に市民各層からなる行政改革懇談会に諮りまして、市民の立場から意見、提言を受けることといたしておりますし、事務事業の見直し作業を通じて策定する行政改革大綱及び実施計画は最終的には市の行政改革推進本部において決定いたしまして、これを公開いたしますと同時に、確実に実施していきたいというようなふうに考えておるところでございます。
 それから、2点目の、組織の再々編成についての考え方ということでございますが、全庁的な見直しにより、平成9年4月から現在の組織を実施しているところでございますけれども、その際の確認事項としまして、組織運営及び見直しは状況の変化に応じ柔軟に対応することとしておりまして、当然部分的な見直しは必要であると考えております。現在の組織機構は、実施後1年半を経過したような段階でございます。部などの大枠に関しましては、守備範囲が以前の組織と比べて大きくなったとはいえ、特段早急に再編成する必要性は感じてはおりませんが、行政改革大綱の策定作業では、組織機構に関しましても検討を進めており、この検討の中で計画に盛り込まれてくれば、再度見直しを行うことは当然あり得ると考えております。また、本年10月から組織の動態化を図るために、係制を廃止し、課ごとのグループ制による課の職員の柔軟な活用を行うことといたしておりますが、このグループ制を円滑に実施する上で必要があれば、課を統合するというようなことも検討したいと考えておるところでございます。
 それから、3点目でございます。勤務評定による勤勉手当の見直しの状況でございますけれども、議員御指摘のように、特別昇給、あるいは勤勉手当、基本的には全く同感でございます。そこで、勤勉手当の支給につきましては、御存じのとおり、全職員の給料、扶養手当、調整手当の合算額の 100分の60の範囲内、特定幹部職員については 100分の80という規定でございますけれども、その範囲内で個々の職員の半年間の勤務成績に応じ、 100分のゼロ、いわゆるゼロ0から 100分の 120の範囲で支給することと規定しておるものでございます。特定幹部職員については、 160ということになるわけでございますが、したがいまして、勤務評定に応じて支給すべきものであるというようなふうに考えておるところでございます。
 そこで、現在、職員の勤務成績の評定につきましては、これは何回も述べておりますけれども、平成6年から毎年勤務評定者となるべき管理職員の研修を行い、職員の資質の向上と特別昇給制度への反映をねらいとして、昨年10月から勤務評定を実施しておるところでございます。ところが、現在は一次評定者は課長でございます。二次評定者は部長になっておりますが、多いところでは1人の課長が60人を超える職員、あるいは部長に至っては 100人を超える職員の評定をすること、勤務評定の結果を具体的にどのように勤勉手当の率に反映させるかといった、実施に向けての課題もございます。
 そこで、一つの方法といたしまして、今年度は第1段階としまして、課長補佐級職員にもこの評定にかかわる研修を実施いたしまして、お手伝いをしていただくというふうに考えておるところでございます。いずれにいたしましても、勤務評定制度につきましては、目標管理制度、あるいは職場研修、部下指導と連携させてこそ、職場の活性化が図られるものと考えておりますが、目標管理制度導入にも種々の問題があり、制度を導入するかどうかを含めまして、勤務評定による勤勉手当ができるだけ早く実施できるよう具体的に検討しているところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
 それから、4点目の、職員の電話の対応でございます。電話の対応につきましては、接遇研修の中でおおむねすべての職員に機会あるごとに指導いたしておるところでございまして、きちっと行われているというのが理想でございますけれども、議員御指摘のように、実際の職場ではまだまだ行われていない面も私どもも実感いたしております。
 そこで、まず、自分の仕事や対応に責任を持つために、電話をかけたときはもちろんでございますけれども、受けたときも自分の名前を名乗るよう、ごく身近なところから始めることが重要であると考えております。そのために、具体的には部課長に対して管理者自身がまず実行してもらいたいし、部下の指導の徹底を図るようにも伝達をいたしてまいります。また、庁内情報誌によりまして、職員全体にも呼びかけてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

P.109 
◎環境経済部長(船戸A一君) お答えを申し上げます。
 まず、愛岐処分場の閉鎖に伴います空白期間にどのように対処するのかという御質問でございます。
 現在、愛岐処分場へは、焼却灰のほか、家庭からのプラスチック類や家電系の粗大ごみを中心としたその他ごみ、事業所からの一般ごみを搬入しておるわけでございます。将来のごみ処理システムを想定すれば、このうち焼却灰につきましては、新焼却場の完成に伴いまして溶融再資源化することができると考えております。また、容器包装リサイクル法によりますプラスチック系容器包装の収集も平成12年度から予定をしております。さらに、対象は一部の品目に限られますが、平成13年度中に家電リサイクル法が施行されまして、減量になるということでございます。したがって、現在、愛岐処分場で処分されている量より少なくなるということ、また、目指しております循環型社会システム構想の実現に向けて減量を図るということもあります。そういたしましても、空白期間の問題は依然として大きな問題として残るということでございます。空白期間の対応につきましての検討はいたしておりますが、本格的な検討はこれからの段階にあります。
 当面、次の四つが考えられるといいますか、挙げられます。
 一つには、近隣市町村への搬入−−御意見ございました。方法もございますが、通常緊急避難的以外には常識的には大変、お願いをするといいますか、協議しにくいという状況でございます。
 二つ目には、処理業者への委託処分でございますが、他県からの持ち込みということになりますと、厳しい規制を設ける動きがございまして、また、多治見市としても域内処理の方針を掲げておるという方針と矛盾することとなります。
 三つ目には、愛岐処分場の拡張を働きかけるということでございますが、仮に今直ちに着手をいたしましても、アセス等の事務手続によりまして一定期間を要します。そういったことでこの完成は、閉鎖の時期に間に合うかどうかということでございます。この愛岐処分場の延命に期待をするところでございます。
 四つ目には、当分の間、例えば大畑センターに据え置く、保管しておくということでございますが、その量とか、年限とか、あるいはそれにも費用がございます。そういった問題がございます。
 そういったいずれの方策も隘路はありますが、空白期間の発生に間に合うよう、よりいい方策を見出すべく全力を尽くして検討してまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それから、二つ目の、環境共生都市多治見の実現に向けてということでございます。
 この循環型社会システム構想についての取り組み状況でございますが、環境庁からモデル都市の指定を受けまして、この6月にその策定作業に入ったわけでございます。これは、従来の消費型社会から循環型社会への転換について、地域社会でできることを模索するということでございます。したがいまして、廃棄物をできる限り出さない、不要物はできる限り有効活用する、やむを得ず排出されたものは環境に配慮して適正に処理する、こういったことを基本的な考えとして進めてまいります。既に第1回策定委員会を6月に開催いたしまして、次に9月29日に第2回の策定委員会を開催をいたします。そして、さらに3回ほど策定委員会を予定をいたしておりまして、3月末には構想を策定する計画であります。
 その作業の手始めといたしましては、8月25日から9月1日までの8日間、一般家庭から出されるごみの実態調査を、100人を超える多くの市民の方々に御協力いただきまして、実施をいたしまして、調査結果を集計中でございます。さらに、現在、事業系のごみの実態調査を行っておるところでございます。引き続いて事業所への聞き取り調査、市民へのアンケートなどを予定しております。これらのデータにつきましては、すべて公表してまいりたいと考えております。
 今後の手順は、実態調査をもとにいたしまして、どれだけの分別をし、どこまで再資源化できるのか、市民、事業者、行政の果たすべき役割はどこまでか、多治見という地域に合ったどのようなルールを選択していくのかといったことを検討し、決定していくということになります。これらの作業を進めていくに当たり、策定員会で構想を検討されていくわけでありますが、この構想の策定には単に策定委員会だけでなく、市民の協力、支援が最も大切であります。今後市民と一緒になって考え、策定していかなければならないと考えております。
 したがいまして、市民、策定委員、職員を交えた意見交流会をできるだけ多く持ちたいと考えており、その第1回を9月19日でございますが、まなびパークで行うことにいたしております。本年度事業であり、大変短い期間でありますが、1人でも多くの市民の皆さんにこのシステムづくりの担い手になっていただき、市民の皆さんと一緒になって考えた構想を目指すとともに、こうした活動を通じて各地域において参加していただいた皆さん方が推進役となって、循環型社会の構築が進められるように努力してまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上、答弁とさせていただきます。

P.110 
◎都市計画部長(荒川康利君) 植木剪定材の堆肥化について、御答弁申し上げます。
 現在、市内から出されております剪定材や草などにつきましては、議員御指摘のように、三の倉センターで焼却処理を実施しております。その量は、持ち込みが集中します6月、7月、8月におきまして、今年度剪定材が91トン、草等が200トンほどありました。これらのすべてが焼却処理されているわけでありますから、環境共生都市を考えていく上で自然界の大地へ戻す、いわゆる緑のリサイクルについても、今後検討を重ねていかなければならない重要な課題であるというふうに認識しております。公園の維持管理等、また、街路樹の剪定等に伴いまして発生します枝葉につきまして、廃棄物としておおむね焼却処分しているのが現状でございます。
 地球環境への影響を配慮し、剪定枝葉の再資源化ができないか再検討を進めてございます。試験的ではございますが、運動公園、エコパークにおきまして、枝葉を粉砕し、チップ化をして、敷くことによりまして、斜面の浸食を防止し、水分を保持し、雑草を生えにくくすること、いずれは肥料に戻るなど、植栽の養生に役立ちますマルチング材としての再利用をさせております。公共用地植栽事業の中で、落ち葉等を堆肥化させるためのリサイクルボックスも試験的に進めている状況でございます。粉砕チップの舗装材、堆肥、マルチング材への再資源化技術は、いろいろな方面で研究開発が進められておりますので、その動向を踏まえながら、現在進めております循環型社会システム構想策定の中で検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

P.111 
◆1番(山本勝敏君) 再質問させていただきます。
 まず、1点目は、幼稚園、保育園における縦割りクラスの実施をということで、参与の方からお答えいただいたわけですが、今「なかよしあそび」、「にこにこあそび」といったようなことを、異年齢でもう既に取り組んでいるということでございましたが、この点についてどういうようなやり方で、やり方と言いますのは、あえてちゃんと上と下の子たちが、何かグループで一緒に遊べるようなやり方なのか、あるいは一くくりでみんなで自由に、さあやりなさいというようなやり方なのか、そのあたりのやり方をお聞きしたいと思います。それから、どれぐらいの頻度でやってらっしゃるのかを、お聞きいたします。
 それから、最終処分場について、ちょっと確認をしたいと思いますが、先ほど、四つほど方法があるということでありました。その四つの方法で、近隣市町村、それから民間の処分場、それから現在の拡張、それと大畑センターに据え置きという話ですけど、この1番と2番は、これは大変難しいという御見解でございましたので、ということは、基本的には1番、2番はやらずに、3番、4番で考えていくということでよろしいかどうか。3番、4番でやっていくんですねという確認をさせていただきます。
 以上です。

P.111 
◎教育参与(桑原研二君) 再質問いただきましたので、お答えします。
 「にこにこあそび」「なかよしあそび」という遊びは、ある面では自由遊びでございます。必ず異年齢の者が入ってないと成立しないかというと、そうではありません。しかし、幼稚園の先生方が意図的にそういうところへ3歳児の子を連れていってあげて、一緒に遊ばせるとか、そんなような意図的な活動はもちろんございます。それから、この遊びは毎日でございます。雨の日も、遊技場とか、教室を使って遊んでおりますので、毎日行っております。
 以上でございます。

P.112 
◎環境経済部長(船戸A一君) お答え申し上げます。
 1番、2番につきまして、捨てるのかと、こういうことでございます。いずれの方法についても、可能な限り検討をしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

P.112 
◆1番(山本勝敏君) 最後、要望だけさせていただいて、終わりたいと思います。
 1項目めの、幼稚園、保育園の件ですが、「にこにこあそび」「なかよしあそび」全体でということで、特に意図的に上下でということではございません−−ごめんなさい、基本は全体でと、たまには意図的にやることもあるよということでありました。その辺のやり方をある程度研究していただいて、私が申し上げた趣旨のように、上下で遊べるような、そういうような遊びの内容にしていくとか、このあたりをもう少し研究をしていっていただきたい。
 一つ紹介しておきますと、先ほど紹介した尼崎市にしもさかべ幼稚園というのがありますが、ここの場合は縦教育と横教育と両方組み合わせて、ここで言うと縦横自由教育というふうに言ってるらしいんですが、縦の活動は、この幼稚園いわく、共生の世界だと。縦の活動は共生だと、横は競争だと。子供には両方必要なんだということを前提に、縦と横と自由教育しているという、そういう幼稚園もございます。そういう意味では、その辺のやり方みたいなことも、先進幼稚園、保育園の事例なども研究していただいて、取り入れていただけたらありがたいなというふうに要望しておきます。
 以上です。
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