1998年12月 一般質問と執行部の答弁(会議録より)


平成10年 12月 定例会(第5回) − 12月18日−04号

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◆1番(山本勝敏君) おはようございます。
 それでは、私は大きく3項目にわたりまして質問させていただきます。
 まず、1項目めは、「市長の政治姿勢を問う」、昨日西寺市長は次期市長選に出馬を表明されました。また、そのときの公約も発表されましたので、私の質問とダブりましてその部分は省略させていただきます。この1項目めについて、残りの2項目を質問させていただきます。
 まず、今期の公約達成度は何点と評価されるかという質問であります。
 昨日も政策メッセージということで、前回の公約について若干触れられたわけです。エコシティー構想ですとか、シルバーエンジョイライフシティー構想、アートスクエア構想、あるいは道路網の整備、中央線新駅、太多線複線電化の推進、あるいは親水ゾーンとしての土岐川の整備、行政システムの改革とか、そういったような文言がその政策メッセージの中には書いてあったわけですが、この4年間を振り返りまして西寺市長は公約の達成度を何点と評価されるか、お伺いいたします。
 それから、2点目が首長の多選とは何期を指すかということをお聞きしておきたいと思います。
 市長は、市会議員時代に首長の多選を批判されていたというふうにお聞きしておりますが、今回次出馬されるということで当然だれしも2期が多選とは思っていないわけですが、とりあえず首長の多選というのは何期というふうに思ってらっしゃるかをお聞きいたします。
 次に、大きい2項目めにいきます。ピンク色ホテルに徹底した対応をお願いしたく御質問させていただきます。
 昨日のやはり質問におきまして、大変がっかりいたしました。多治見市の旅館審査会の同意書には、外観を余りけばけばしいものとしないことという条件をつけて許可されたということでございましたが、この点については守られているという都市計画部長の御答弁でありまして、大変がっかりしている次第でございます。私は、あのホテルのピンク色の色についてだけ絞って2点の質問をしたいと思っております。
 まず、1点目は、多治見市が業者に対して、施工主、建築主に対しまして、抗議すべきと私は考えておりますが、御見解をお伺いいたします。
 つまり、多治見市に事前に提出されました資料と今の実態が違うということについて考えますと、ある意味では多治見市が欺かれたようにもとれるわけです。どういうことかと言いますと、その旅館審査会に事前に出されました提出資料、これはパースが、パースといいますのは絵ですね、その建物の絵が茶色で塗られていたわけです。この茶色の絵を見まして、この色ならいいということで市長は同意をされているはずであります。ところが、そのパースとは違う色が塗られているわけです。そういう意味では、現在の色に市長は同意されたわけではないというふうに理解するわけです。要は資料と実態が違うと、こんなことがまかり通りましたら、何でもありになってしまいますので、当然市は建築主に対して抗議すべきと私は考えますが、いかがでしょうか。
 それから、2点目は、同じように多治見市は県に、県にも抗議すべきではないかというふうに考えております。県の施行細則に反しまして、県は許可をしております。あれは当然ながらピンク色、つまり桃色でありまして、肌色ではございません。保健所の所長さんがあれは肌色だというふうにおっしゃっておられまして、どう考えても御自分たちのミスを逃れるためにそのような発言をされたとしか思えないわけです。県が間違いを起こしまして、多治見市民が迷惑をしております。そういう意味で当市は当然県に対して強く抗議すべきであります。口頭ではなく、文章で正式に抗議すべきだと思っております。ぜひとも強い姿勢で臨むことを期待して、御見解をお伺いいたします。
 それから、3項目め、環境共生都市の実現に向けてでございますが、今回は1点のみお伺いいたします。市民病院の食器を陶磁器製に切り替えられないかという提案であります。
 言うまでもなく、環境ホルモンの問題、環境ホルモンの説明は皆さんもよく御存じですので、省略いたします。学校給食の食器が今うるさく言われておりまして、早くから強化磁器にした多治見は別としまして、全国で陶磁器への切り替えが進んでいるというふうに聞いております。でも、プラスチック食器というのは学校だけじゃなくてほかにもたくさん使われておりまして、今回は病院に限ってだけ提案いたします。
 入院は短期間ではありますが、環境ホルモンがその入院中に摂取される可能性があります。体に悪いもの、特にこういうところでは使いたくございません。病院でも陶磁器製へ切り替えをお願いしたいと思います。これ病院で陶磁器製に切り替えることによりまして、恐らくほかの病院はプラスチック製が多いでしょうから、多治見の病院は陶磁器だぞということで多治見のイメージアップにもなりますし、そういった動きが学校のみならず各病院でも全国的に広がっていけば、これは多治見の陶磁器産業の市場拡大にもつながる話であります。そういう意味ではまず多治見市自身がそういった切り替えに取り組んでいただきたいというふうに提案させていただきます。ぜひ前向きに御検討をお願いし、御見解をお伺いしたいと思います。
 以上で質問を終わります。(拍手)

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◎市長(西寺雅也君) ただいま山本勝敏議員から市長の政治姿勢を問うということで、2点について御質問がございましたが、二つの御質問とも大変答えが難しい問題でございまして、答弁に御納得いただけないこともあろうかと思いますが、お話をさせていただきたいと思います。
 まず、昨日決意表明をさせていただきましたが、私自身といたしましては、全力を尽くしきたというふうに考えておりますし、もちろん今後ともこの期の公約といたしましたことを継続して、なおかつ来期を目指して、また公約としていかなければならないというものもございますけれども、主要なことに関しては、実現ないしは手をつけることができたというふうに考えております。しかしながら、その評価はどこに力点を置くか、あるいはそれぞれの市民の立場によって大変分かれるということは避けられないことでございまして、自ら評点をつけるということは避けたいというふうに思うわけでございます。
 首長の多選とは、何期からかという御質問でございますが、日本の自治体は大統領制を採用しておりまして、大統領制は権力が首長に集中する危険性をはらんでおります。もちろん自治体の長というのは、経済、財政を初め軍事力をもその権力の手中におさめ、広範かつ絶大な権力が集中するアメリカ合衆国大統領型の国家の大統領とは異なることはもちろんでございますが、自治体の長においてもそのおそれがないわけではなく、そのことに起因いたします行政の停滞、あるいは発想の陳腐化といったことを招くことがあり得る、あるいは偏った階層、偏った市民のみ依存したり、支持基盤とする行政に陥るという弊害が起こる危険性は排除できないと考えております。しかしながら、これ一律に何期かというふうに、例えば法律等で拘束することもそれぞれの自治体の事情によって違うということもございます。私、今申し上げましたことや、あるいは市長に就任する前から考えてきたいわば市民的な発想に立ち返るということを常に念頭に置きながら、自戒をし、なおかつひとりよがりにならぬよう努力をしていくことが求められているというふうに常に考えているわけでございます。何期からが多選かというふうに考えているわけではありませんので、御理解いただきますようお願いをいたします。
 以上でございます。

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◎都市計画部長(荒川康利君) ピンク色ホテルについてのお答えをいたします。
 業者に抗議すべきではないかという御質問でございました。事前提出資料と実態調査が違うため、業者に抗議すべきでないかということでございますが、私どもも外壁が確認できた後業者に対しまして申し入れをいたしました。その回答が、保健所と話ができているというようなことで、今議員御指摘のように、もう話がついてるんだというようなことでそれ以上の話は受け付けていただけなんだというようなことがごございました。
 それから、色につきましてですが、現状においては決めがございませんということで、事業者の納得のいく、また説得力のある抗議ができなかったということについては、反省もしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから2点目の、県に抗議すべきではないかということでございます。施行細則に反しての許可しているということでございますが、この件に際しましては各種団体や市民の方々からいろいろと御意見をいただいております。また直接保健所へ抗議に行ったという話も伺っております。問題の色について、保健所が旅館業法の施行細則をどのように運用したかという、どう判断したかというようなことでございまして、本市としても全く理解ができないというふうに考えております。抗議につきましては、市長からも、私ども担当からも、色の変更については申し入れをしておりました。この問題につきまして、今後の指導や県下への波及といった大きな問題を残すことにもなりますので、保健所に対しまして施行細則の運用を明確にするよう要望してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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◎病院事務部長(水野敏秋君) 環境共生都市多治見の実現に向けてということで、今回市民病院の入院患者に使用する食器を陶磁器製食器に切り替えられないかという御質問でございますので、お答え申し上げます。
 私ども多治見市民病院には平成7年10月から特別管理給食、いわゆる適時適温給食を導入いたしまして、患者さんに喜んでいただける給食をと努力しておりますが、御参考までに申し上げますと、当院の今年度の4月から10月までの1日平均入院患者は192人、平均在院日数は15.4日、約2週間強でございます。この短い入院期間で患者さんの楽しみであります給食の内容につきましては、陶磁器製食器を導入して楽しんでいただくということは当然でございますが、現在、茶わん蒸しとカレーライスのグラタン皿と、それともう一点、丸皿等導入いたしておりますが、そういうことで現在それの3種類でございますが、当然陶磁器製食器の導入については私どもも十分考えておるわけですが、現在の病院の給食設備では陶磁器製食器の保管スペース、あるいは食器の洗浄機、あるいは現在病棟に配食をします配食のワゴン車等々が、陶磁器製食器に対応できる施設ではございませんもんですから、それらを当然改修、改善しないと陶磁器製食器には全面的には改修ができないということですが、現在の施設で許容範囲の中で順次陶磁器製食器に変えていきたい。現在平成11年度の予算編成中でございますので、来年度でき得れば子供さんの使用する食器については陶磁器食器に変えていきたいと、こういうふうに考えておりますのでよろしく御理解願います。

P.194 
◆1番(山本勝敏君) 再質問をさせていただきます。
 最後の、陶磁器製食器につきましては、いろんな、おっしゃられましたように、保管スペースですとか、洗浄機、ワゴン車等々、問題がございますので、一度には無理かとは思います。また、今使っているプラスチック製食器をそのまま捨てて新しい陶磁器を買ってしまうと、使えるものを捨てて、またこれごみ問題にも直結いたしますので、その切り替えの時期に合わせながら、老朽化して切り替えの時期に合わせながら、順次全体的に陶磁器に切り替えていけるように努力していただきたいと要望しておきます。
 2項目めの、ピンクホテルについて再質問いたします。昨日の都市計画部長の御答弁の中に、市長の同意書にございました、外観を余りけばけばしいものとしないことと、この点については守られているという御答弁がございました。突起物等々がないから守られているということでございましたが、確かに突起物はないかもしれないですが、ああいった色に塗られているわけでございまして、そこで、西寺市長にこの点だけお聞きしたいんですが、この市長が同意された外観を余りけばけばしいものとしないことという、この条件ですね、これが現在のあの建物が守られているのかどうか、あれがけばけばしいか、けばしくないか、これ西寺市長に御見解をお伺いいたします。

P.195 
◎市長(西寺雅也君) 今山本議員からピンクビルの問題で御質問がございましたが、私どもとしては大変遺憾であるというふうに思っておりますし、実際に最初に私どもが先ほどのお話のように、パースに基づいて色についてはああいう色になるであろうというふうに予想をしていたわけでございますし、皆さん方と同じように外の外構のシートが外されたそのときに、仰天したというのが実際の実態でございまして、保健所がなぜああいうもので許可したかということについては、大変我々も遺憾だというふうに思っております。また、今後のことにつきましては、議会の皆さん方も行動を起こされるということでございます。私どもといたしましても県に対して、先ほど答弁いたしましたように、保健所の施行細則の運用等、問題はございますので、その辺は県等にこれからも働きかけをしなければならないというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 以上でございます。

P.195 
◆1番(山本勝敏君) 昨日の、あるいは先ほどの部長の御答弁より前向きであったと思いまして、少し安心いたしました。市長がそういうふうに思ってらっしゃるならば、昨日のあんまりけばけばしいものではないことということ、その条件が守られてるというようなそんな答弁を部長がされるというのは、正直言って非常に疑問でありますし、ぜひとも撤回いただきたいというふうにも思います。また、今市長もおっしゃられましたように遺憾であるということであるならば、これは当然ながら市が業者に改めて抗議をすべきであろうと、遺憾であって、先ほどの部長のように保健所に話ができてるからと言われて、そのまま帰って来ちゃったと、あるいは電話されたのかわかんないですけど、そういう柔らか過ぎる態度ではしっかりとした市政運営ができないんじゃないかと、遺憾に思ってらっしゃるならば当然文章、あるいは法的手段をとってそれは抗議すべきだと、そういうふうに思います。また、保健所がなぜそういうのを許可されたか、疑問に思うというふうに市長がおっしゃられましたが、そうであれば口頭で申し入れをするんではなくて、正式に文章で申し入れ、あるいは抗議をすべきだと思います。少し、市の態度が非常に弱腰過ぎるなと、業者に対しても、県に対しても、そういうふうに思っておりますが、その正式にですね、文書で申し入れ、あるいは抗議をされる御意思があるかどうかを、もう一度西寺市長にお伺いいたします。

P.195 
◎市長(西寺雅也君) 再質問にお答えいたします。
 都市計画部長が答弁いたしましたのは、先ほども答弁いたしましたけれども、色について明確な基準がないということで、構造上の問題について語ったということでございますので、その点だけ誤解のないようにお願いしたいというふうに思いますけれども、現在、実際に色に、特に景観に配慮するといったことに対して、市としての要綱等、あるいは条例等の根拠とするものが今現在ございませんので、早急にその辺をまず整備しなければならない、昨日の質問にお答えしたとおりでございますが、それとともに今後施行細則等の運用に関しまして、保健所等の見解そのものが揺らいでいるのじゃないかというようなことを私も感じておりまして、そうしたことについて、文書でもって県にお話をするというようなことは今後検討して、そういうふうに進めていきたいというふうに思ってますので、御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
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