平成11年 6月 定例会(第3回) − 06月21日−03号
P.118
◆11番(山本勝敏君) 皆さん、こんにちは。改選後、新たに結成されました市民クラブの山本です。今回は大きく3項目御質問させていただきます。
早速、質問に入りたいと思います。大きい1項目目が第5次総合計画についてであります。午前中も5次総について議論が成されてまいりました。御存じのように、4次総と呼ばれる第4次多治見市総合開発計画、これが平成2年から平成12年、11カ年ということで、これに引き続き第5次総と、平成13年から平成22年まで10カ年。昨年8月から策定に着手されまして、来年9月に決定を見るという計画で進んでおります。この総合計画は言うまでもなく、多治見の計画の頂点を成す計画であります。昨年8月から策定に着手されて、今年5月末に我々議員に検討すべき課題ということでこの討議課題集というのが初めて報告されました。今、この策定作業の最も大事な時期でありまして、2、3御質問をしたいと思っております。この5次総で細かく3点御質問をいたします。特に市長のお考えが大変重要かと思いますので、いずれも市長にお聞きしたいというふうに思っております。
まず、1点目が、市長が考える将来の多治見市像はどのようなものかをお伺いしたいと思います。
先ほど御説明しましたように、この5次総は10カ年の計画です。ここが現在としますと、ここから10年の計画を立てていくわけです。この10年の計画を立てようとしたら、当然ながらその先20年とか、30年、場合によっては50年、そういう長い目での見通しが必要なのではないかというふうに思うわけです。20年とか30年、そういう何十年後かにこういう姿になりたい、あるいはこういう姿が予想される、ここでは私、希望する姿とそれを呼びますが、その何十年後かの希望する姿になりたいからこそ、この10年間は何をするのだと、そういう発想でこの10年間の計画を立てていく必要があるのではないでしょうか。そういう意味でこの希望する姿、市長はどう描いていらっしゃるかをお伺いしたい。
少し過去を振り返ってみますと、この多治見市におきまして、明治時代ですが、佐藤邦三郎町長が虎渓用水をつくられております。聞いていますのは、その当時は大変な難作業で、だれしもが何でそんなことをするのだというような意見が多かったということですが、恐らくこの佐藤町長は10年後の多治見を見越してこういう事業をしたのではなくて、20年、30年先を見越してその当時にはだれしもが反対したであろう計画を推し進めたというふうに私は思います。あるいは昭和に入りましてから金子義一市長があの愛岐道路を建設されました。昭和32年といいますから私がまだ生まれていないころ、当然、車などはほとんどなかった時代です。その時代にあの愛岐道路をああいう形でつくられた。これも10年後に車が増えるから愛岐道路をつくられたのでしょうか。私はそうは思いません。20年とか30年見越してこれからは車社会になってくるよと、そういう見通しのもとでああいう大事業を、あれは日本で初めての有料道路ということですが、着手されたというふうに思うわけです。この2つの事業に見るように、10年間のスパンで見るのではなくて、長い先を見た施策がこれから必要になってくるのではないでしょうか。
現在、大変多治見の道路網というのが問題になっております。私もできることならもっと広い道路、もっとたくさんの道路があればいいなというふうに思うわけですが、もう既に手遅れの感がございます。これも恐らく30年ぐらい前に将来はこういう車社会になるだろうからもっと今のうちに道をつくっておこうと、当時は田んぼばかりでした。そういうことをしていれば、今みたいな状況は発生しなかったわけです。決して10年先を見て、当然、30年ぐらい前というのはもう既にこの総合計画というのがつくられたころなのですけれども、その当時もやはり10年ぐらいのスパンでしか計画を立ててこなかった。逆に言えば、それぐらいの先しか見えないからこそ、こういう状況が起こり得たのではないでしょうか。先を見なかった失政と言っても過言ではないというふうに思うわけであります。
これから先、どういう計画を立てていくかというときに、これが20年なのか30年なのかは別としましても、例えば、30年後に環境問題はこういうことが起こり得るのではないだろうか、あるいはエネルギーの問題ですとか、食糧の問題、福祉、少子・高齢化ですとか、教育の問題、当然、交通体系、いろんな問題がこの先々大きな変化が必ず起ってくるわけです。そういうマクロ的な変化を考えて、何十年後か先の希望する姿というのをイメージした上でこの10年間の計画を立てることが必要だと思うわけです。
この4次総を見開いてみますと、そういう先々のビジョンというのが全くないわけです。これをつくった当初のその時点から立脚して10年後どうなるのだろうかという程度にしか考えていないわけです。今回のこの5次総のつくり方を見ても、やはり同じように、そういう先取りをした計画になっていなさそうな感じがします、現段階では。特にハード面、例えば、道路とか施設、そういったものというのは先を読み違えますと、もうそこで固定して何億円という金を使ってつくってしまうわけですから、取り返しがつかなくなるというふうに思うわけです。そういう意味で市長はこの希望する姿をどういうふうに描いていらっしゃるか、そして、それは何年後先のイメージを持っていらっしゃるのか、これが10年後というのでは私は無意味だと思います。
次に、5次総の2点目になります。5次総策定に際し、市長が事務方に指示した内容はどんなものであったかと。
先ほど申し上げましたように、昨年8月に着手しまして、そのときに市長から事務方に指示があったということでありました。先日の説明を聞くところによりますと、これが唯一の市長の意思表示であったらしいのですが、1点目にも関連する重要なポイントですので、お聞きしておきます。
それから、5次総の3点目に移ります。市長の交通体系についての考え方をお伺いいたします。
これも1点目の市長が考える将来の多治見市像に関連してくるわけですけれども、環境ですとか、福祉、教育、あるいは産業、いろんな分野がございます。そこの中で交通体系にだけ絞ってこの3点目をお伺いしたいと思います。
先ほど申し上げましたように、多治見市のまちは先見性のないまちづくりから、道路は今、最悪状態です。車社会に対応し切れておりません。しかし、一方で、これから先も今まで同様に車が増え続けるかどうかという疑問もございます。4つほどその疑問の理由を挙げます。
1つには、環境問題、CO2 の抑制の問題が出てきます。御存じのように、COP3で2010年、日本は6%削減ということです。6%削減する中で当然、運輸部門、日本では20%占めているわけですが、その削減も必要になってきます。あるいは環境問題の2つ目として酸性雨の問題もございます。
それから、理由の2つ目として、エネルギーの問題もあります。御存じのように、石油は埋蔵量はあと40年というふうに言われております。果たして30年あるいは50年後に車が走っているかどうかというのは少し疑問になってくる課題です。
そして、理由の3番目、少子化あるいは高齢化で運転人口が減少してくる可能性が十分ございます。あるいは人口そのものも頭打ちしてくるわけです。
4つ目の理由は、情報化が進みまして、例えば、在宅勤務、そういうようなものが増えてきますと、余り移動しなくて済むようになる。インターネットで仕事ができてしまうということもあり得ます。多治見市役所もマルチメディア市役所ということでICカードで今、住民票などがとれるわけですが、将来的にはインターネットで自宅でとれるということも視野に入れた郵政省の計画であるわけです。
こういった背景下、ドイツなどでは車に頼らないまちづくりを進めているまちが大変ございます。トランジットモールといいまして、市の中心部には車は入れさせないと、公共交通機関あるいは路面バス、そういったものだけしか入れないような地域をつくったりとか、一たん廃止した路面電車を復活させたり、あるいはパーク・アンド・ライド方式でできるだけ公共交通機関を使うという取り組みが成されております。先ほどのトランジットモールはちなみに浜松市でも今年、日本で初めて実験が行われております。また、熊本市などでも路面電車の見直し、岐阜市でも先日、バスレーンの実験というのをやっております。また、トヨタ自動車も最近、小型電気自動車の共同利用の実験ということで、こういう小さい電気自動車を共同利用すると、レンタルのように。自家用車の概念がこれから崩れ去っていく可能性もあるわけです。脱マイカーということです。
そういういろんな情勢を考えますと、これからは車用の道路網整備という考え、そういう観点を変えまして、移動手段とか輸送手段、そういう観点で交通体系全体そのものを見直していく必要があるのではないでしょうか。徒歩ですとか自転車、公共交通機関、あるいは新交通システム、そして、自動車、そういうトータルで道路網ではなくて交通体系そのものを考え直していく。
先ほどの5次総のこの検討課題の中でも、公共交通機関の利用促進ということが上げられてはおります。そういう意味で市長は自動車社会がこのまま続くと考えていらっしゃるのか、そして、次世代の交通手段をどう考えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
次に、大きい2項目目で、駅周辺整備事業と中心市街地活性化及び総合的福祉施設についてお伺いいたします。
単語が幾つか並びましたが、要は駅北地区のまちづくりとそこに建設予定の建物についてお伺いしたいと思います。ここでは細かく3点お伺いします。
質問の前に2つだけ説明しておきますが、まず、駅周辺整備事業、少し図が小さくて見づらいわけですけれども、もう御存じの方ばかりかと思います。駅の北側に東西の道路、南北の道路、そして、多目的広場と、そういったものをつくりながら全体で11.8ヘクタール、 118億円かけると、平成24年までにこの事業をやっていくということでございます。
それから、もう1つ、中心市街地活性化、先ほどもお話にございました中心市街地活性化法に基づいて本市もこのような中心市街地活性化基本計画というのを今年3月に策定しております。ここの中で今、申し上げた、この駅北地区が取り上げられております。この2つを絡めてお伺いしたいという趣旨です。
1点目、駅北の今後のまちづくりの方向性はどのように決定されるかお伺いしたいと思います。
駅周辺整備事業、今、正式名では駅北土地区画整理事業というふうに名前は変わっていますが、これが平成7年に見直しが始められまして、平成8年から地元説明会、そして、平成9年から駅北まちづくり協議会、これ9回やっておりますけれども、そういう形で協議を重ねてきております。私もほとんど傍聴して参加しておりますが、どの段階でも道路計画と減歩の話が中心であります。この道路網の話、それと、全体の換地に伴う減歩、その話にほとんど終始してきました。これは当然、仕方ないことではございますが、その一方で、肝心なまちづくりについてこれまで議論がなされてきておりません。市の方針としてもまちづくりについては不明確なままと言えます。
文章として市が出したもので残っていますのは、平成9年のまちづくりニュースナンバー13で、整備方針の中にこういう言葉があるぐらいです。「住み分けができる街区の整備、いろんな使い方ができる広場を中心に町並みができる町中整備」、何かよくわからない表現がしてありますが、それ以外は全部道路についての話しかございません。どういうまちをつくろうとしているのか、まちの性格が見えてこないわけです。ただ、こういう東西の道路ですとか、あるいは区画道路、そういう道路をつくろうとしているだけと言われても仕方がないように思います。
一方で、この中心市街地活性化基本計画。先ほど申し上げた現段階の駅周計画よりもより突っ込んで具体的なまちづくり、まちのイメージを提案しています。少しだけここを抜粋して読み上げますと、「地区別まちづくり方針として駅北地区、駅前広場、多目的広場を中心とした文化性の高い集客施設の誘導と都心居住を促す集合住宅の立地を促進します。また、駅直近の利便性を生かし、高齢者を初めとした医療・福祉・健康増進を考慮した総合的な福祉施設の立地を誘導します」と、こういった文言はこの駅周の計画にはなかったわけです。こういうことがこの中心市街地活性化計画によって新たに方針が出されてきたととらえられるわけです。
あるいはほかにも新拠点づくりとしまして、先ほどと同じように、市街地に居住する高齢者の医療・福祉・健康増進の拠点となる施設を設置すると、多少飛ばしまして、市街地居住を志向する人々のための居住の場を誘導するというようなことがございます。あるいはシャトルバス、コミュニティーバスの充実ということで、市内各方面から駅前までのシャトルバス、コミュニティーバスを充実させ云々というようなことも書いてありまして、駅周になかったまちづくりがここの中で提案されてきたということです。
それで、この駅周とこの活性化計画、それぞれの計画はどのように整合性がとられていくのでしょうか。執行部にもいろんな部署がございます。あるいは先ほどの駅北まちづくり協議会もある。そして、この計画もあると。どこが、あるいは何が主体になってこの駅北のまちづくりの方向性が決定されるのかをお伺いいたします。
それから、小さい2点目、中心市街地活性化基本計画にございます、先ほど読み上げました、医療・福祉・健康増進を考慮した総合的な福祉施設は今後、どのように計画が進められるかお伺いいたします。
先ほど読み上げたとおり、ここの中に医療・福祉・健康増進を考慮した総合的な福祉施設というのが位置づけられています。そして、それはこれの 118ページに書いてありますが、新拠点整備事業(地域交流センター)としまして、その横に今の福祉施設のことが書いてあるわけです。つまり、ちょっと説明しておきますと、この駅のすぐ北側に多目的広場がございます。この多目的広場を両サイドから挟み込むようにニの字型に公益施設、当時はコの字型だったのですが、都合によってニの字型に変更されています、公益施設が計画されていて、これが交流センターです。今、読んだこれに基づきますと、この交流センターそのものが今、言っている福祉施設になる、そういう方針で整備していくということがこの活性化計画に書いてあるわけです。これはこれまでになかった提案でありまして、まちの性格づけがされる提案であります。
私はそういう意味では一歩前進し、一定の評価をしていきたいと思うわけです。実は私も昨年6月議会になります、当時は交流センター、名前だけしかなくて中身はなかったわけです、そういう名前だけの中身がない計画には賛成しかねると申し上げました。これは悪い箱物行政の見本になるだろうということであります。その6月議会で私は多治見市にとって今後、必ず必要であったり、あるいは中心部ににぎわいを取り戻す、つまり人が集まる、そういう施設づくりを提案いたしました。例といたしまして幾つか挙げましたけれども、例えば、市民病院と保健センターの複合施設であったり、老人や障害者の福祉施設、そういったことを提案したわけであります。そういう意味では今回のこの活性化計画、私の提案が一部取り入れていただけたと、そういうふうにも思えるわけです。この福祉施設は今後どのように計画が進められるのか確認をしたいと思います。
それから、小さい3点目になります。この総合的福祉施設の計画に際し、市民病院の移転計画も視野に入れるべきと考えますが、御見解はいかがでしょうか。
今議会におきまして市民病院の移転を前提としました調査費が計上されました。これまで議論されてきた市民病院の移転が実質的にゴーがかかったと言ってもよいかと思います。私、先ほど述べましたように、昨年6月議会で交流センターそのものを市民病院にしたらどうかという提案をいたしております。なぜここに市民病院がいいのかというその理由を少し整理しておきたい。6点ほど理由を申し上げます。
まず、駅周、それから市街地活性化という観点からの理由になりますが、1つ目には、先ほど申し上げまたように、交流センターという名前だけで中身のない、つまりソフトが希薄な施設をつくることは当然、許されません。産文センターの二の舞になるのではないか。
2つ目が駅北や駅南の中心部の活性化を考えますと、人が集まる施設が必要です。市民病院は1日 1,000人ほどが利用する施設であります。人が集まってきます。
3番目、市街地活性化計画で先ほど申し上げたように、総合的な福祉施設とうたわれたわけですから、病院の立地も当然検討すべき。この総合的な福祉施設の頭に医療・福祉・健康増進を考慮したというのがついております。医療がついている。そういう意味で当然、病院の立地も検討しておかしくないだろうと思います。
それから、4つ目、4つ目からは市民病院側からの理由になりますが、駅に隣接することで利用者の便が飛躍的に向上し、経営改善が図れます。鉄道、バス、いずれも乗りかえなしで利用できます。当然、市内だけではなく、土岐市方面から中央線に乗って利用が可能になってくると。市の中心部ですから、車で来ても、どこから来ても、均一に利用しやすい。そういう意味では救急のときにも近距離で患者を運べるということになります。
それから、5番目の理由が先ほどの車の問題にもかかわってきますけれども、車に頼らない利用ができると。高齢化が進みます。運転できない利用者が増えてきます。そういう意味では公共交通機関を前提とした設置が必要ではないか。家族に送ってもらえばいいではないかと言いますけれども、核家族化が進んできて送ってもらう家族も減ってくると。また、先々考えたときに、車を前提とした立地でいいのかどうかという問題が出てきます。これからは車に頼らない立地を考える必要があるのではないでしょうか。当然、今の財政面、あるいは優先度から見ましてこの市民病院が建設されるのは、少なくとも10年以上は先になるでしょう。僕は15年とか20年ぐらいのうちに建てばいいぐらいかなというふうに思うわけですけれども、それぐらい先々のことですから、まだ状況が変わってくる可能性があります。そういう意味で車を前提とせずに、公共交通機関を前提とした立地がいいのではないかと。
それから、6番目の理由としては、移転に適当と思われる市有地は駅北のほかに余りございません。そういう意味です。
それから、1つだけ申し上げておきますけれども、私も駅北に住んでおりますけれども、これは決して私の地域エゴでこういう提案をしているわけではないということだけ申し上げます。
こういうことを申し上げますと、必ず駐車場と面積の問題が取りざたされてきます。駐車場がつくれない、面積小さいだろう、すべてクリアできます。これ車を前提としたとしても、駐車場、実はこの多目的広場のすぐ横にもう1つ公益施設というのが計画されていまして、それは現状では5階建ての立体駐車場になります。 500台の予定になっています。市民病院、現在、駐車場が 150台です。ここにその 150台あるいは余裕を見て倍の 300台としましょう。 300台の駐車場が欲しいとしたら、この5階建ての立体駐車場を8階にすればそれで済むわけです。それで、駐車場の問題は簡単にクリアできます。
あるいは、この多目的広場の地下全部を地下駐車場にすれば、当然クリアできるわけで、何ら駐車場の問題はございません。また、この立地がこういうところですから、みんなバスや電車を使ってくるということになります。
それから面積の問題は、現在市民病院が大体延べ床で1万 2,000平米ございます。この交流センターが、前も言いましたけれども担当課がつくったグラフィック8階建てになってました。8階建てで想定しますと、1万 8,000平米になるわけです。1万 2,000の現状に対して、1万 8,000です。1.5倍とれるんです、延べ床面積が。このほかに、当然病院だけの機能じゃ寂しいですから、保健センターの機能ですとか、先ほどの福祉・健康機能を追加したりとか、あるいは1、2階がそういう病院というのは当然変な感じがしますので、1、2階には美濃焼の販売場のような産業支援機能、あるいは地域の集会施設、そういうようなことを設置するとしても、8階を10階ぐらいにすれば十分対応ができるわけです。
それでも仮に面積が足りないとおっしゃるならば、病院の機能を二つに分けるという手があるわけです。どういうことかといいますと、急性期の患者さん、それから慢性期の患者さん、これから介護保険が始まってきますと療養型の病床、そういうものが必要になってきます。今、市民病院は 250床あるわけです。それを仮に、急性期の患者を 150床、慢性期を 100床というような分け方をして、急性期の患者さんが駅北、慢性期の患者さんが現在地ということも考えられるわけです。
ここでひとつ病院の部長に確認だけしておきたいんですけれども、私が言うこの二つに分けるということが可能かどうか。場所は別として急性期と慢性期と二つに分けることが、病院サイドとして可能かどうかだけ確認しておきます。
これだけ申し上げまして、総合的福祉施設の計画に際し、市民病院の移転計画も視野に入れるべきと考えますが、御見解はいかがでしょうか。
それでは、大きい3項目目の環境共生都市多治見の実現に向けて、パート14に入ります。細かく2点お伺いいたします。
1点目は、循環型社会システム構想について。ここの中で、また二つに分けて聞きます。
まず、資源ごみステーションについてお伺いいたします。
来年4月から約23品目、 500カ所で収集が開始されます。現在は 2,500カ所です。A段階の実現で難しいことの一つが 500カ所の選定だというふうに思っております。だれでも自分の家の隣は嫌ですし、遠過ぎるのも嫌であります。この 500カ所の資源ごみステーションをどのように選定していくのか、お考えをお伺いいたします。
それから、小さい2点目で、学校などの資源回収との関係をお伺いいたします。
今申し上げましたように、来年4月から新聞、ダンボール、アルミ缶など、従来学校などの資源回収での収集品目と同じものを市で収集するということになってきます。つまり、学校とそれから市の2本立てで同じものを集めようと。市民はどちらに出せばいいか、戸惑う面も出てくるわけでございまして、この2本立て状態にどう対応するのか、学校などの資源回収との関係についてお伺いいたします。
最後になります。環境共生都市の2点目です。学校のプールに紫外線防止用の屋根またはシート、あるいはテントなどを設置いただきたいという提案です。
環境共生都市多治見の実現に向けてということで、パート14までやってきましたけれども、3年以上前になります。パート1で、ちょうどこのオゾン層の話を取り上げました。そういう意味で、細かくは省略しますが、簡単に言いますとフロンによってオゾン層が破壊されます。有害な紫外線Bというのが降り注いできて、皮膚がんですとか白内障になってくるということであります。当然、日本でも有害な紫外線が増えておりまして、決して安全ではございません。今は長時間日光を浴びるというのは、危険な時代になってしまいました。特に子供、ゼロ歳から10歳ぐらいが一番危ないというふうに言われています。そういう意味で、子供たちを紫外線Bから守るために、学校のプールにこの紫外線を防止するための屋根ですとか、シートですとか、テントを設置いただきたい、そういう趣旨でございます。
ちなみに、山梨県ではこの対策が進んで、プールサイドにテントを設けている学校が小学校で約8割、中学校では6割と、そういう報告も受けております。
それから、環境庁が紫外線対策にマニュアルをつくるという情報もございます。これは、今年の1月8日の読売新聞ですが、紫外線対策にマニュアル、環境庁日光浴の弊害など紹介。紫外線のうち特に有害なUVB、これ紫外線Bですね、が増える春先から夏の外出時は、長時間日光を浴びない、帽子をかぶり長袖のシャツを着る。サングラスをかけるなどの対策を盛り込む。オーストラリアとかアメリカに比べて、我が国では一部の小学校や保育園がプールに日よけ用テントを設置している程度という記事がございます。日よけ用テントを設置している程度の防止をしているところもあるんですけれども、多治見は当然この程度の対策もしていないわけであります。ちなみにこの記事、私ある人からもらったわけですけれども、情報提供者が、先日母親クラブとして紫外線の勉強会を開催されました。そういう意味で、参加者の皆さんは現状を聞いてびっくりされました。多治見でも、市民の意識が今高まりつつあります。
最後に、ついでに私ごとの話もしておきますけれども、私も10年ほど前このフロンを扱う仕事をしておりました。当然、その当時からオゾン層の問題はよく承知しておりましたが、仕事上やむなく大変たくさんのフロンを、私大気に放出してしまっておりました。大変気がとがめておりまして、この気がとがめたのも私が議員になろうとした一つの要因であるということでございます。そういう意味で、このテーマは私にとっても、大変因縁の深いテーマであります。ぜひ、提案を実現していただきたいと思います。
以上で1回目の質問を終わらせていただきます。どうも、ありがとうございました。
(拍手)
P.126
◎市長(西寺雅也君) 山本議員の5次総についての御質問にお答えをしたいと思います。
多治見市の将来像として、希望する姿というお話がございまして、20年、30年を見通した都市の将来像を想定しながら計画をつくるべきではないかという御議論でございますけれども、我々の経験から申しましても、例えば10年前、バブル絶頂期前夜だったわけでございますけれども、そのときに今日のことを想像した人は、多分だれもいなかったんではないかというふうに思うわけであります。少子・高齢化社会の到来、あるいは急速な情報化の進展、日本経済社会あるいは地域のグローバル化、あるいは地域の環境問題といった問題が顕在化してきておりまして、おぼろげながら将来こうなっていくであろうという予測はつくにいたしましても、20年後、30年後の多治見市の姿を想定することは、極めて難しいことだというふうに考えております。
そこで、5次総では10カ年を一つの目標年次ととらえて五つの視点、「賑わいと活力を造り出すまち」、「環境と共生するまち」、「誰もが暮らしやすいまち」、「知性とゆとりを育てるまち」、「人と人が交流するまち」というこの五つでございますけれども、こうした視点からまちづくりを検討していくというふうに考えたわけであります。
ただ、例えば環境と共生するまちということの中で、皆さん方にも御議決いただきましたように、例えば多治見市を環境共生都市にしていくという目標があるわけでございますが、こうしたものも10カ年の中で実現し、将来に向かって進んでいけるというふうになる。また、それの積み重ねをすることによって、20年、30年後に環境と文字どおり共生することのできるようなまちづくりができていく。そういう視点は当然持ちながら、なおかつ総合計画につきましてはこうした10カ年の中も二つの期間に分けまして、10カ年につきましては展望計画というふうに位置づけ、実施を前提とする前期5カ年計画というものをまとめまして、この中から実施できたものあるいはできなかったもの、そうした総括あるいは評価を行いながら後期の5年については見直しをしながら、計画を常に更新し続けるというふうな形の方式を採用したわけでございます。
この5つの視点の中から出てまいりましたさまざまな諸施策によりまして、御指摘のように環境、福祉あるいは教育、交通、産業、行政、いろんな分野での10カ年中に目指す方向性を導き出すというのが目標でであります。こうしたものを実現していけば10年後の多治見市のあるべき姿をあらわしていると考えているわけであります。
いわばこれまでの総合開発計画というのは、ややもすれば現実的でない机上の空論になってきたという反省、あるいはそうしたことが総合計画の実効性そのものを損なってきたということへの反省に立って今回の策定方法になったと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
また、私が5次総の総合計画策定企画会議及び専門部会合同会議におきまして、指示した策定方針の概略は次のとおりでございます。もちろん、五つの視点を持って検討するということは、また別に事務方と議論したときに話したことでございますが。その会議においては今後の多治見市が目指す都市のイメージを明確にすること、計画づくりに際して、職員参加と市民参加を徹底すること。まちづくりのテーマごとに横断的な計画づくりを行うこと。施策を総花的に羅列する計画とするのではなく、行政の目標を明確にした基本的な施策への重点化を図る計画とすること。施策の優先順位を確立し、行政施策の全体を明確にした計画とすること。多治見市役所の計画としてではなく、行政と市民が共有できる多治見市の計画とすること。4次総後期の重点項目に加え情報化の進展、新たな産業の創出、文化、これは行政の文化化と市民生活の快適性という意味でございますけれども、を検討課題とすること。このように指示したところでございます。
3点目の市長の交通体系についての考え方はということでございます。
御指摘のように限りある資源を消費し続ける自動車社会がいつまでも続くと考えること自体、無理があると思っております。このため、個人が一人一人車を使用し、化石燃料を膨大に消費する現在の状況を少しでも改善するシステムを、どのようにつくり上げていくか検討する必要があると考えております。
そこで、5次総では個人が自動車使用に依存しなくても、市内移動できる方法を、ハード、ソフトの両面から考える時期にきているという認識のもとに、公共交通機関の利用促進方法や、歩行者道路、自転車道路整備等を当面の課題として位置づけ、検討を進めております。特にJRを最寄りの駅で利用できるような方策は、非常に重要な課題だと思っておりまして、これについても検討をしていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
P.127
◎都市計画部長(荒川康利君) 駅北の今後のまちづくりの方向性について、お答え申し上げます。
駅北がどんなまちになるかについては、具体のお話がなかなかできないということでございまして、申しわけないというふうに思います。まちづくり協議会や地元説明会の中で、建物形態の規制についてこのようなことができないかというようなことを提案してまいりました。
駅前から東西の幹線道路までの区間につきましては、ベースとなる用途地域の商業地域の特性を生かし、例えば最低の容積率や、最低高さ、1階は商業・業務の店舗として、住宅は2階以上につくってもらうとか、また周辺地区では将来とも住み続けられる住環境を守れる形態規制を考えると。例えば商業地域であっても最高の容積率を下げる、高さ制限をかける等といった規制を地区計画等を指定することによってできないかと、説明会でお話をしてきました。このほかにも、規制内容はいろいろなことが考えられますが、地権者の皆さんの換地位置や将来の土地利用計画に大きくかかわってまいります。十分な話し合いのもとで、めりはりのきいた基盤づくりをまずは進めていきたいと考えております。
こうした地区計画はある面でハードな事業となりますが、ソフト面でどんな町を目指していくのか、大きな意味でいうところのまちづくりの一つの方向性としては、中心の再生を先導する多治見の顔としての従来の駅前商業地としての機能に、住む、体験する、交流するといった機能を付加して、さまざまな世代の交流が図れる、人に優しいまちづくり、多くの出会いによる感動を呼び起こしてくれるような魅力ある空間づくりを目指していくことになるのではないかというふうに考えております。
そして、こうした施策を具体化していくために、今後庁内議論を十分深めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
P.128
◎健康福祉部長(横井幹和君) 総合的福祉施設につきましてお答えいたします。
中心市街地の活性化基本計画は、市街地の整備改善と商業等の活性化の一体的な推進による都市の再構築と地域経済の振興を図ることを目的としております。
この計画は、計画書の冒頭にも書いてありますように、多治見市という行政側からの提案であり、この計画を核として市民、行政、企業、それから各団体の協働のまちづくりを目指しております。
御指摘の駅北地区における高齢者を初めとした医療・福祉・健康増進を考慮した総合的な福祉施設の立地誘導については、商業の活性化ばかりでなく、交通の利便性を生かして福祉の視点も考慮すべきではないかという一つの提案であります。
地域交流センターに医療、健康増進、福祉的機能を持たせるというものです。
今後は、駅周辺開発事業と調整をしながら、また民間企業等とも十分協議し、だれがその主体になるかも含め、具体的な事業が進められたらと考えております。
このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
P.128
◎病院事務部長(坂崎裕生君) 急性期と慢性期の患者さんが、別々の病院で治療することについて可能かどうかということでございますけれども、現在の病院を二つに分けることについては、法的には何ら問題はないと思われますが、今進めようとしておりますのは、今回補正予算で上程させていただいておりますマスタープランの策定でございます。
これは、現在の老朽化した狭隘な病院を、市民のニーズにこたえるために、移転を含めた改築計画をどのように進めるかというものでございます。
昨年4月に病院を考える会、いわゆる市民委員会から御提言いただきました総合医療センター案でございますけれども、これを尊重するということになりますと、現時点では駅北の区画整理事業計画地内では、駐車場等スペース的に大変困難なことと思います。
また、病院を2カ所に設置することにつきましては、これは効率であるというふうには言いがたい。新たに病院を建設し、さらに現施設を慢性期患者さん用にということで、療養型の病院にすると、こうした場合にはやはり改築が必要になってくることが予想されます。したがいまして、財政的にも非常に難しいことと考えますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。
P.128
◎環境経済部長(岡田幸三君) 環境共生都市の実現について、2点ほど質問をいただきましたので答弁させていただきます。
まず、A段階実施のために 500カ所の資源ごみステーションの選定についてでございますが、分別収集の細分化の収集拠点としては、現在行っておりますかごの配置から品目ごとの回収など、分別収集の細分化の新たな作業が伴いますので、公園や集会所などまたはある程度広い土地が必要になってまいります。
従来の 2,500カ所のごみステーションでは、スペース的にも量的にも利用できないことになると思います。市の計画の中では、延べ 500カ所ほどの資源ごみステーション、1カ所当たり70世帯で対応していきたいと考えております。このことは、利用者にとっては遠くなるということで、不便なことを感じられるということは十分承知をしております。資源ごみステーションの選定が今後大きな課題となってくると思います。
しかしながら、実際には資源ごみステーションは月2回の回収のみでございまして、可燃ごみやその他のごみについては、従来どおりのステーションを使用するということを予定しております。したがって、大きな負担にはならないと考えておるところでございます。既に根本町の一部団地で試行的な回収を始めております。今のところ大きな混乱はございません。引き続きまして、規模の大きな団地や商店街、そして地区事務所の周辺などでモデル事業を展開し、どのような点が従来の出し方と変わっていくのかを考察しながら、500 カ所の場所選定と市と関係自治体で協議をしながら進めてまいりたいと考えております。
次に、学校等の資源集団回収との関連につきましてでございます。
紙類などの資源集団回収品目を市でも回収するということでございます。今回の分別収集の細分化の眼目は、資源回収等に出せないで、他の可燃ごみと一緒に出されている紙類、こういったものを少しでも回収をしていきたいとするものでございます。
したがいまして、学校等の資源集団回収につきましては、従来どおり積極的に支援をしてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
P.129
◎教育長(長谷川泰生君) 学校プールに紫外線防止用の屋根またはシート、シェルターを設置したらどうかというような、山本議員からの御提案でございます。
自動車、冷蔵庫等のエアコンに使用されておりますフロンガスが大気中に放出されまして、地球を取り巻いているオゾン層を破壊している。それに伴って、紫外線Bが直接降りかかることによって、太陽からの波長の短い紫外線が人体に非常に悪影響を及ぼしているということ。いわゆる皮膚がんとか白内障等、そういった疾患が増えているというようなことは、マスコミを通じて観念的には私どもも承知しておったわけでございます。
先般山本議員がおっしゃいましたような研究会にも、担当者を出席させましてオーストラリア、あるいはハワイ、カナダなど諸外国で直射日光の皮膚への防護に非常に気を使っているというようなこと。あるいは日本でも近年有害紫外線カットというようなことで、いろいろな器具が出ているというようなことも、お話を伺ったわけでございます。
現段階におきまして、プール使用での紫外線対策ということは、いわゆるハード面で直接今シートあるいはシェルターということは、他の国あるいは他府県の市町村の動向を十分に把握してまいりたいと考えております。問題はプール使用のみの問題ではないというふうに私ども考えておりまして、学校現場におきまして学校での屋外活動、部活動、あるいはプールサイドの問題でもありますが、そうした問題の中で直射日光への長時間露出の害の指導を徹底してまいりたいと考えておりますのでよろしく御理解をいただきたいと思います。
P.130
◆11番(山本勝敏君) 再質問いたします。
まず、1項目目の5次総について、先を見るのは大変困難だというような市長のお話がございました。それは、よくわかります。先ほど2つ事例を挙げましたけれども、やはり政治家というのは、ある意味見えないものをこうだというふうに決めつけて、かけを打つという部分も正直あるんではないかと思います。そういう意味で、ぜひ西寺市長にもそういうかけを打つような、大きな政治をやっていただきたいというふうに御要望をしておきます。
それから、2項目目駅周、中心市街地、総合福祉施設についてでございますが、どうもすっきりしなくて、再質問させていただきます。
できましたらこの問題、今は都市計画部長、それから健康福祉部長、病院事務部長にお答えいただきましたが、西寺市長にじきじきにお答えいただけたらありがたいなと思って質問をいたします。
先ほどもお話にありました健康福祉部長の方から、中心市街地活性化基本計画にございます福祉施設というのは、一つの提案だよと。今後、駅周とも調整していくと。民間企業も含めて考えていきたいというような御答弁がございましたが、あの中心市街地活性化基本計画の中には、この総合的福祉施設の事業主体として市と書いてあるわけですね。だれがこの中心市街地の活性化基本計画をつくったかと言いますと、そのリストを見ますと当然健康福祉部長も入っていらっしゃるし、都市計画部長も入っているわけです。環境経済部長だって入ってるわけです。そういう人たちが入って、自分たちがつくって、しかも事業主体が市と書いてあるのに、どうしてこれからもう一度駅周と調整しなければいけないのか。あるいは、市と書いてあるものを何で民間企業と相談すると言うのか。市から市民への提案だと言ってますけれども、市が自分でつくって市がやると書いてあるのに、何でこれが市が市に対する一つの提案なんていうことが起こり得るんでしょうか。全くおかしな話でございまして、そんな中心市街地活性化基本計画、いいかげんなものであるなら最初からつくらなければよかったという苦言を呈しておきたいと思います。
そういう苦言をもとに、いずれにしましてもいろんな部署が絡んでくる問題であります。そういう意味では、今後先ほど健康福祉部長は駅周と調整すると。それから都市計画部長は庁内議論を深めるという表現をされましたけれども、もう少し駅北のまちづくり、あるいは福祉施設のあり方を考えるような、横断的な庁内組織をつくるべきだというふうに思っております。その点、市長のお考えをお伺いしたいと思います。
それから、もう1点市長にお伺いしますが、先ほどの市民病院。これはお答え僕は事務部長にいただくつもりはなかったんですが、事務部長が要は駅北は無理だよというような御答弁をいただいたわけです。スペース的とか、面積とか、駐車場とかいろいろ並べたてられましたが、何回も説明しますように1回計算してみてください。駐車場足ります。面積も足ります。ですから、駐車場や面積でだめだよということは、理屈が通らない話でございますので、それ以外で何でここがだめなんだということを言っていただけるならば、それが理屈に合うならば、私も引き下がります。
銭がないのも当然わかっておりまして、私も先ほど本質問でも申し上げたとおり、これは10年以内じゃ少なくともできない話だと。15年か20年たって、できればいいとこだというふうに私は申し上げました。そういう意味で、ここの場所にその間にほかのものをつくられたら、もうこの芽がなくなるわけです。ですから、私の提案は、そこは建設用地としてつくれる余地を残した上での開発をすればいいと。当然交流センターというようなものも、現在の財政面ではつくれっこないわけです。そういう意味では、恐らくしばらく空き地になってるはずなんですが、そこをちゃんと建設候補地として残しておくということを今の段階で担保しておきたいから、この質問をするわけでありまして、あしたやあさってに市民病院つくれなんていうことは、言っているわけじゃございません。ですから、財政面の問題も、先送りすれば何ら問題がないということであります。このあたり私が申しますのは、今後市民病院の計画を移転するに当たって、この地域もこの場所も、視野に入れたらどうかと言ってるだけなんです。
ですから、あそこもいい、ここもいい、ここもいいという中で、幾つか選定していく中の一つの候補地として視野に入れたらどうかということであって、視野に入れるだけなら別に問題はないと思うわけですね。今後、ここに空き地ができてほかのものが建つわけですから、それを一つの検討材料とすると。ここに決めろと今言ってるわけじゃないんです。ここを検討材料にしろということだけを申し上げてるわけですので、その点市長のお考えをお伺いしたいと思います。
もう一つ申し上げておきますが、通告段階でここの問題は事務部長は答えなくていいですというふうに申し上げたのに、市長にお答えいただけなかったというのは、大変残念だと思います。
それから、大きい3項目目。環境の問題で、紫外線の防止用の屋根またはシート、テントの話ですが、問題はプールだけじゃないんで、直射日光を浴びないような指導を徹底すると。もちろん大変大事なことですので、ぜひ前向きに御指導いただきたいというふうに思いますが、プールというのは直射日光を浴びるなと言っても、ラジオ体操をしたりとかそういうときに浴びたくなくても浴びちゃうわけですよね。そういう意味で、プールにテントをつけてくれと言ってるわけです。
例えば運動会のとき、あるいは体育の時間、そしたらみんなで長袖、長ズボンをはきましょうということは可能ですけれども、プールの時間に服を着て泳ぎましょうという指導はできないわけです。ちなみに、欧米あるいは日本でもTシャツを着て水泳ぎをするというようなことが、この紫外線によって最近行われているところもございますが、それはさておきまして、非常に日差しをよけにくい場所だからこそテントをつけてくれと言っているわけです。新たに予算化してつけていただかなくても、どこの学校にでもテントの一つや二つは運動会のときとか、いろんな行事に使うものがあるわけですよね。それをプールサイドにつけるぐらいは、1時間もあればできることなんですね。それをやっていただけないということは、非常に私は納得できませんので、多治見も財政難ですから、予算をつけて鉄骨の屋根をつくれとまでは言いません。学校にあるテントを持ち出して、1時間でぜひ設置していただきたいというふうにお願いをしたいと思いますので、御見解をお伺いさせていただきます。
以上で2回目を終わります。
P.132
◎市長(西寺雅也君) 中心市街地活性化基本計画及び駅周の調整等を横断的に行うようにという御意見でございますが、既に企画部の中に横断的調整をするための組織はつくっておりますので、その組織におきまして今御議論ございましたようなことにつきましても、議論をしていきたいというふうに思っております。
また、先ほど御指摘でございますが交流センター、ソフトがない時点で建物だけ建てるというようなことはさらさら考えておりません。あの地域に公有地を担保しておきたいということで、今計画の中に組み込んでございますけれども、交流センターの中身につきましては、今後まちづくりとともに考えていく課題であろうと思っております。
市民病院の問題でございますけれども、市民病院の性格そのものをどうするかといった議論が、これまでまだ終わっておりません。市民の皆さん、考える会の中で、総合医療センターという形で御提案をいただいておるわけでございますが、この形で市民病院をつくるのかどうかといったことも、決定したわけではございませんし、それを今後具体的な市民病院の計画をつくっていくプロセスとして、今回も補正予算に出させていただいているわけでございまして、まずいずれにしても市民病院の性格そのものを確定しないと議論は進んでいかないというふうに考えておりまして、それがまず先ではないかと思っているところでございます。
以上でございます。
P.132
◎教育長(長谷川泰生君) プールサイドにおきましての、直射日光を遮るということにつきまして言葉が足りませんでしたが、部活その他で直射日光を浴びるというときには、保健体育の時間でそういったものの害を徹底させるということを申し上げました。
しかし、プールサイドにおきまして、水からあがったときに紫外線を避けるという意味では、従来から行っておりますが、テントを張るとかあるいは遮へい物で休憩させるとか、そういったことを徹底させるということで、できる限りの処置を講じていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたしたいと思います。
P.133
◆11番(山本勝敏君) プールサイドにはテントを張っていただけるということで、理解させていただいてよろしいですね。ちょっともう1回、そうおっしゃったはずなんですが、もう1回確認だけさせてもらいます。
それから、先ほどの駅北の問題。市民病院の性格づけが行われてからじゃないと、その先がどこに移転していくのかということが決定できないというようなこともございました。ただ、一つの要因を申し上げておきますと、先ほど市長は、これからのまちづくりに車に依存しない、そういうまちづくりをしていかなければいけないということをいみじくもおっしゃいました。そういう意味におきまして、ある町のように山の上に市民病院をつくってしまうと、今の車社会はそれで対応できます。今だからこそそれが合っているわけですが、市民病院ができるであろう15年とか20年先を考えたときに、山の上につくってしまいますとだれも来ない、だれも来られない病院になってしまうということも十分考えられるわけであります。そういう意味では、車に依存しなくてもいい立地をぜひ考えていくべきではないでしょうか。そういう性格づけも、今後していっていただきたいということを申し上げておきます。
これは、2つの計画がそれぞれ並行して走ってますので、それをどこかでドッキングさせるということは非常に難しいことかもしれません。ただ、性格づけをしている間に、一方では先ほどの企画部内に設けた横断的な組織の中で、駅北がこういう性格になってしまったということで、いつまでたってもこれが合わさってこないということがあるわけです。ですから、そういう意味で私はもう1回言いたいんですけれども、別にここに決定しろと言ってるわけではなくて、幾つかある候補地、まだ候補地も上がってはいないですけれども、候補地を選定していく段階の中で、ここも一つの将来的に候補地として取り入れたらどうかということだけ申し上げてるわけでございまして、そういう余地があるかどうかをもう一度お伺いしたいと思います。
P.133
◎市長(西寺雅也君) 先ほども申しましたように、例えば交流センターの中身が確定してるというわけでもございませんし、また横断的な組織の中で今後調整していくということでございます。この中で将来市民病院を例えば駅の北につくるというようなことを決定したときに、もう間に合わなくなってしまうじゃないかというようなことはございませんので、そういう調整を図りつつ、交流センターのあり方そのものも考えていかなきゃいけないというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。
P.133
◎教育長(長谷川泰生君) プールサイドに必要とあればテントを張るということで、御理解いただきたいと思います。
以上です。